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石川遼は2戦連続予選落ち “スーパースロー”になったミスショット

2018/06/01 21:02

15番で右へOB。石川遼は突然やってくる敵と戦っている

◇国内男子◇日本ツアー選手権森ビル杯 2日目(1日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7384yd(パー71)

一時はイーブンパーまで戻したが、15番のティショットを右へのOBとしてダブルボギー。終わってみれば、この日「74」でカットラインに1打届かず、石川遼は2戦連続の予選落ちに視線を落とした。

それは、ふいに襲ってくる。1番、2番と「得意じゃない」というホールで続けて1Wショットをフェアウェイにおいてスタートした。だが、良いショットが打てても、それが18ホール続かないのが現状だ。13番(パー3)で長いバーディパットを沈めて、スタートから3つ伸ばした。だが、兆候は出始めていた。

9番、12番は結果的にパーをセーブしたが、1Wショットを右に曲げた。14番は逆に左に引っ掛けて、3パットのボギーとした。カットライン上で迎えた15番。石川の1Wショットは、大きく右に出て林の中へと消えていった。直後に打った暫定球はフェアウェイへ。その球が打てるからこそ、もどかしさも増してしまう。

「あの一瞬、自分の中ではスーパースローになっているんです」と石川はミスショットの瞬間を振り返った。「手がここを通ってますから」と、グリップを作った両手を顔の前に持ってきた。ダウンスイングからインパクトに掛けて、本来はもっと体の下を通っているはずだが、本人の感覚では両手が目の前を通っているような違和感があるという。「なんなんですかね…」と顔をゆがめた。

2012年夏に腰痛を発症し、数年間はその痛みと付き合いながらスイングを模索した。「痛めた後の方が、フォローが小さくなっていてフェースを返すのが早い。振っていて腰が痛くないスイングにしようとやり始めてからおかしくなりましたね」。いまは腰の状態も良くなったが、そのころのスイングの癖が腰を止め、突発的なミスを誘発する。練習場では出なくても、試合中に突如出る。

この日の最終18番も「左バンカーでいいと思って打っているのに、あれだけ広くてフォローの風なのに、右のラフへ行っている」と、同じ傾向のショットが続いた。ショット前には不安も恐怖もないという。だが、同じミスが出てしまうのだ。

「スポーツ選手として、目先の結果が出ないのは結構きついなというのはありますね」と珍しく弱音を吐いた。「自分でいまやっていることが正しいと思っていくのが難しくなっていく。凹みますよね…」。

次週から2週間は試合がない。「それがまた辛いです」と石川はいまにも泣き出しそうな顔をした。練習場で良いショットを打つたびに、どうして試合でできないのだろうかと自分を責めてしまう。実際の試合がないと、その乗り越えるべき感覚とは向き合えない。福島での次戦まで、石川にとっては長い2週間となりそうだ。(茨城県笠間市/今岡涼太)


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