大堀裕次郎プロフィール&今季全戦績
2017年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/19〜10/22 場所:袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)
のどが痛くて生姜湯持参 大堀裕次郎が体調不良を逆手に首位スタート
◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2日目(20日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)◇7119yd(パー71)
「ケガの功名」と自ら言った。「その“のどバージョン”です」。ツアー初優勝が待たれる大堀裕次郎が、体調不良を訴えながら5バーディ、ボギーなしの「66」で回り5アンダー。5人が並ぶトップタイでスタートした。
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開幕前日の18日(水)に体の不調を感じた大堀。「熱はないんですけど…のどが痛くて」。10月半ばに入り、急激に下がった気温と連日の雨が影響したのか、19日(木)はゴルフどころではなかったという。それが幸運にも大会初日は、悪天候によるコースコンディション不良で中止に。同日は静養に努め、のどスプレー、のど飴…あらゆる処置を施し、ついには「スーパー銭湯に行ってきた」。ところが、サウナで体を温めても、夜には浴槽に熱湯をためるなどして部屋を加湿しても、汗びっしょりになっただけ。患部は痛くなるばかりだった。
自分に期待できない――そんな無欲のプレーが好発進をもたらすから、ゴルフは分からない。インスタートの前半13番から3連続バーディを決めると、後半3番では第1打を左に大きく曲げ、木の根元からPWで左打ちしてレイアップ。直後の3打目に190ydを残したが、6Iで会心のショットを見せて1パットパーを拾った。
温かい生姜湯を飲みながらラウンド。その後2つバーディを加えてフィニッシュした。「体調が悪いから、ミスをしてもストレスをためることなく、次、次、と切り替えられました」と、メンタル面で安定していた。
週末は再び悪天候予報が出ており、競技はさらに短縮される可能性も。「あした、少しでも上位に行けるようにしたいです」と意気込むと、雨の降るパッティング練習場へと再び飛び出していった。(千葉市緑区/桂川洋一)
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