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3打差4位ターン 2日連続ノーボギーも石川遼が悔やんだ2つのミス

◇国内男子◇カシオワールドオープン 2日目(22日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7350yd(パー72)◇晴れ(観衆1927人)

2日連続のノーボギーラウンドでも、石川遼はラウンド中の2つのミスを大いに悔やんだ。3UTで2オンに成功した後半10番(パー5)は18mのイーグルパットを3mオーバーさせ、返しも外してパーどまり。右手前のバンカーに突っ込んだ終盤17番の2打目も納得がいかない。

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「特に10番の3パット。(2打目で)ピンを無理に攻めて難しいアプローチなんかを残すのではなく、ロングサイド(ピンに遠いサイド)につけられた」。伸ばし合いの展開で、予選ラウンドのうちはスコアの後退を避ける狙いが成功していただけに、強気に出たファーストパットを反省した。

流れを悪い方向に変えそうな2つのミスの後をしっかり締めたことが、この日は大きかった。直後の11番で残した、段を越える25mのバーディパットはきっちり距離感を合わせてパーセーブ。17番はバンカーセーブに成功し、最終18番(パー5)で3mのチャンスを生かしてバーディフィニッシュを決めた。

7バーディ「65」で終えた初日から一夜明け、「ある程度(好スコアを出すのが)難しくなるかなと思っていた」という第2ラウンド。「本当にその通りの展開になっても焦らず、スロースタートもしょうがないと思ってやっていた」と、ショットが上りのラインについた少ないチャンスをものにして3バーディ「69」。2位から通算10アンダー4位への後退は十分に許容範囲と言える。

今季優勝した6月の「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」、2週前の「三井住友VISA太平洋マスターズ」はいずれも「結構、あやしいというか。100点のゴルフで勝てたわけではなかった」と、ショットの状態が終始良かったわけではなかった。「全体的にもう少し良くできるかなと思うところはきょうもあった」と貪欲でいる。

ムービングデーは3打差の首位ソン・ヨンハン(韓国)ら最終組の1つ前の組でプレーする。「きょうでいったん悪いところも出た。自分の中では落ち着いてあしたに行ける感じがある。ショットのパフォーマンスは、きょうは落ちてしまったので、しっかり修正して良い状態でまずはできるように」。待望の大会初勝利が見える位置。仕切り直して折り返す。(高知県芸西村/桂川洋一)

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