手嶋多一が2位浮上 片山晋呉もじわり7位 首位は李京勲
2015年 中日クラウンズ
期間:04/30〜05/03 場所:名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知)
山下和宏が今週も上位で週末へ 過去の“最遅”初勝利はだれ?
2週前の国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」で2位フィニッシュした山下和宏。実にキャリア9度目となる最終日最終組でのV逸だったが、気落ちする様子は一切ない。名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで開催中の「中日クラウンズ」も通算5アンダーの3位タイと好位置で決勝ラウンドに進出した。
3アンダーの4位から、遅いスタートでコンディションが難しくなる午後のラウンドとなった2日目。序盤2番(パー5)でバーディを先行させ、安定したプレーを見せた。17番をボギーとした直後の最終18番(パー5)は残り120yd強の2打目をPWでピン右奥1.5mにつけてバーディフィニッシュ。「気持ちよく終われた。ラッキーもあったけれど、ミスも“そこそこ”でとどまってくれた」と白い歯をのぞかせた。
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1998年にプロ転向。優勝争いもここ数年で何度も経験したが、初勝利が遠い。前週も、最終日最終組では自身初となる60台(66)をマークしたが、悲願の初勝利には1ストローク届かなかった。
とはいえ、同じ苦悩を味わってきた先輩たちは少なくない。
プロ転向後、ツアー初優勝まで最も時間のかかった日本人選手は1997年「アコムインターナショナル」を制した金山和雄で、実に21年1カ月16日かかった(1973年のツアー制施行後)。一昨年の「東建ホームメイトカップ」で優勝した塚田好宣がオーストラリアでのプロ転向から19年経過したのも5番目の記録だ。
山下が今大会で優勝すると、16年7カ月1日で11番目の数字となる。
「欲張らずにコツコツと、というのが特にこの和合では大事」と山下。培ってきたものを体現するには、ここはピッタリのコースだ。(愛知県東郷町/桂川洋一)
◎プロ転向後ツアー初優勝まで長かった日本人選手
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