選手コメント集/マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント3日目
2014年 マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント
期間:10/30〜11/02 場所:ABCゴルフ倶楽部(兵庫)
憧れの田中秀道から一言 近藤共弘が取り戻したキレ
ショットメーカーの近藤共弘が、キレを取り戻した。「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の3日目、5バーディを奪い通算9アンダーの4位タイに浮上。「今日はショットも安定していました。久しぶりにいいゴルフができたという感じです」と、上機嫌でクラブハウスに引き返してきた。
シャープなスイングでピンを攻める近藤が意識する存在、それは国内メジャー1勝を含むツアー通算10勝を果たした田中秀道だ。「自分はもともとドローヒッターで、秀道さんに憧れてやってきました」。その田中からワンポイントアドバイスをもらい、ショットが復調したという。
<< 下に続く >>
「日本オープンのときにラウンドレポーターをしていた秀道さんに、ボールを少し左に置きすぎじゃないかって言われて。1個分にも満たないのですが、少し右にしたらショットが良くなったんです」
ボールが左寄りだったため、インパクト時に上体がスライドして突っ込む傾向が出て、左右へのミスショットにつながっていた。「少し窮屈な感じはしますが、スライドが収まった分、安定しましたね」。田中のアドバイスを素直に聞き入れ、真摯に取り組んでいる。
「ショットはここのところ良くなかった。パットが良かったからスコアは出ていましたけど、やっと気持ちよく振れるようになりました」。今週もテレビの解説で会場入りしている田中に遭遇した。「プロアマの日にコースチェックで秀道さんが僕について歩いてくれて、少しスイングを見てもらったんです」。気にかけてもらえることをうれしそうに話す。
憧れの先輩からアドバイスをもらい、不安はぬぐい去った。近藤は持ち前の攻めのゴルフで逆転優勝を目論む。(兵庫県加東市/本橋英治)