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優勝で次戦へ繋げるか? ホストプロの石川遼

今年4月にカシオ計算機株式会社との所属契約を締結した石川遼にとって、今週の「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」は、6度目の出場となるが、初めてホストとして迎える大会。今年中盤の不調を乗り越え、尻上がりの状態で迎える南国土佐での決戦を前に、「こういう状態でここに来られて、さらに楽しみ。とりあえずは良かった」と、石川の表情も穏やかだ。

09年には2位に入るなど、過去5大会はすべてトップ15を外しておらず、トップ10入りも3度。「もともと好きなトーナメントだし、好きなコース」と、大会前日のプロアマ中もリラックスした表情を見せていた。

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先週出場した「ISPSハンダワールドカップ」では、個人戦5位に入って世界ランキングで8.8ポイントを獲得。最新世界ランキングでは22ランクアップの88位まで順位を上げた。「やっと意識して良い順位まで戻せたかなと。そこからどれだけの時間で、60位、50位を目指していけるか。まずは来年2月の「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の(出場資格を得られる)64位を目指したい」と、新たなモチベーションが石川を一層奮い立たせている。

昨年よりカレンダーで1週間遅い開幕となった今大会。「雨が多くて、グリーン周りの低いところやラフが難しい。1週間遅れるだけで冬らしくなっている」と、石川はコースの変化も敏感に感じ取っていた。

現時点で最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場資格を持たない石川は、優勝で確定、2位でその可能性は高くなる(上位選手の成績による)。当然、目指すは優勝となる石川だが、「試合が始まった明日、早めに(感覚を)合わせて、30~40位以内でスタートできれば充分。慌てずに2日目、3日目に入っていきたい」と、じっくりと優勝争いを目指していく。

予選ラウンドでは池田勇太小平智と同組となり「そう来たか、という感じ」とおどけたが、「僕としては気合いも入るし、普段から刺激を貰っている2人」と、同伴競技者も巻き込んで、ホストプロとしての大役に挑む。(高知県芸西村/今岡涼太)

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2013年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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