池田選手会長「お祭りみたいな試合がしたい!」
2013年 タイランドオープン
期間:03/14〜03/17 場所:タナシティゴルフ アンド スポーツクラブ(タイ)
アジアシリーズ開幕展望 佐藤信人×山中博史の目
■P.ハリントンも参戦 大会の見所、注目選手は?
今回「タイランドオープン」が開催されるタナシティゴルフアンドスポーツクラブは、グレッグ・ノーマン設計のコース。タイ・バンコクのスワンナプーム空港からほど近く、既に多くの日本人選手がオフのトレーニングも兼ねて、同コースのほか現地で調整を開始しているという。
佐藤「僕は1994年、プロになって初めてアジアンツアーに出たとき、タナシティがオープンしたての頃にタイオープンに出ました。20年くらい前なので、当時の記憶はあまりないですが…。どちらかというとフラットで、池のプレッシャー多いコースでした」
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山中「タナシティはフェアウェイに高麗に近い芝を使っています。ラフは様々な芝が入りまじり、グリーンはティフトン系。距離はそれほどなく、プロならばパー5はほとんど2オンできるでしょう。パー4もティショットでグリーンの近くまでいくホールもあります。風次第ですが、優勝スコアは通算20アンダーくらいは行くコースなのかなと。初戦ですし、まずは攻めやすいセッティングにしたいなと思っています。ただ、9番、18番は池のプレッシャーがかかり、距離もあって、最後まで安心できるホールではないでしょう」
ワンアジアのみの試合として行われていた昨年大会の王者はクリス・ウッド(イングランド)。そして今年は、招待選手としてメジャー通算3勝のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)、14年のライダーカップで欧州代表キャプテンを務めるポール・マギンリー(アイルランド)が出場する。
山中「優勝すると、そのシーズンの残り試合プラス2年のシード権が与えられるため、実質3年間の出場権が手に入る。日本ツアーの選手が勝てば、ワンアジアのシードも獲得できます。これが共催の大きなメリット。また、今大会はワールドランキングにおいてもトップ200の選手が多く、通常の日本ツアーよりもポイントは高くなるかもしれません」
佐藤「僕が初めて全英オープンに出たとき、マギンリーと97年のロイヤルトゥルーンで一緒に回った記憶があります。彼は有名ではあったんですが、あまり僕はよく知らなくて…。それだけに、『(海外は)知らない選手がこんなに上手いのか!』って思いました(笑)。クリス・ウッドは今年カタール(コマーシャルバンク・カタールマスターズ)で優勝。アマチュアの時から有名な選手でしたね」
山中「日本からも池田(勇太)選手、藤本(佳則)選手ほか若手もほとんどが行くでしょう。楽しみですね」
佐藤「キム・キョンテや片山晋呉は大会のポスターにも出ていますね。2人とも賞金王になった選手なので、海外からの注目度も高い。晋呉は永久シードも獲って、のんびり日本のツアーだけ出ていく、というやり方もあると思いますが、タイもインドネシアも出場予定。そういうところで今年にかける意気込みを感じますね。親交の深いプロ?タイで困ったことがあったら、塚田好宣に聞けば大丈夫。あと手嶋(多一)さんには去年、練習ラウンドも多く付き合ってもらいました。このオフ、どうせまた練習してないでしょうから、どうやってこの試合に合わせてくるか…個人的に興味がありますね(笑)。オフのラウンドが、たった3~4ラウンドで(国内開幕戦の)東建ホームメイトカップで2位になったりするから驚く。でも、それがシーズンのベストフィニッシュだったり(2008年)。体が暖まらないうちの方が状態が良いっていう可能性もあるんでしょう。それに(宮里)優作の初優勝も見たいですね」
大会開幕は14日(木)。灼熱の“ホワイトデー”に男たちの戦いが始まる。
【佐藤信人が初解説! ゴルフネットワークで独占生中継 タイランドオープン放送日時】
1日目:14日(木)午後3:00~8:00
2日目:15日(金)午後3:00~8:00
3日目:16日(土)午後1:30~6:30
最終日:17日(日)午後1:30~6:30
※いずれも最大延長午後8:15まで 全4日間生中継・再放送あり
【インドネシアPGAチャンピオンシップ】
1日目:28日(木)午後3:00~7:30
2日目:29日(金)午後3:00~7:30
3日目:30日(土)午後1:30~6:30
最終日:31日(日)午後1:30~6:30
※いずれも最大延長午後7:45まで 全4日間生中継・再放送あり