4連続バーディで7アンダー、ダレン・クラークが初日の首位
テキストライブ/ダンロップフェニックストーナメント 初日
■ ボクたち掃除好き! 神経質って言わないでね!!
2002/11/21 木曜日 午後16:00
15番ホールでティショットを松林の下に打ち込んだダレン・クラーク。セカンド地点にたどり着くと、かがみこんで何やら細かい作業に取りかかった。ボールの周りに散在する松の葉を1本1本取り除いている。「ボールさん、動かないでネ」そんなことを呟いたかどうかは分からないが、5、6本慎重に拾っていた。そして左の写真が、先ほどイーグルを決める直前のジャスティン・ローズ。ホテルのテーブルクロスのホコリでも掃うように、手の平を滑らせていた。この細かい作業が初日の好スコアにつながり、クラークは7アンダー、ローズは5アンダーでフィニッシュした。
■ ジャスティン・ローズ、最終18番で快心のイーグル!
2002/11/21 木曜日 午後14:00
とにかく今週は大モノぞろいのため、コース内を右往左往のドタバタ取材だ。タイガーのちょうど裏、アウトコースからスタートした組には、現在首位のダレン・クラーク、ジャスティン・ローズなどがいる。そして、ナイスタイミング!ローズが最終18番パー5で見事2オンに成功。ピン左2メートルの上りライン。多少カラーにかかっていたのと、誰かが打ったバンカーショットの砂が気になったが、難なくイーグルをゲット。最後はさわやかな笑顔でギャラリーの歓声に応えた。
■ 本気モード突入! タイガー気合いの連続バーディ
2002/11/21 木曜日 正午12:00
10、11番ホールをパーで通過したタイガー。しかし、12、13番はまさかの連続ボギー。ミスショットにクラブを放り投げる場面も見られ、周囲もどんよりと暗いムードになった。「今回はタイガーの優勝はないか!」。早くも優勝争い脱落といった感じだったが、その後は持ち直しパープレーを続けた。そして16番パー4で見事なアプローチからバーディを奪うと、続く17番パー3では、下り4メートルを完璧に読み連続バーディ。17番のティショットでは、一度アドレスに入りかけたが、仕切りなおしレインウェアを脱いだ。いよいよ本気モードに入ったタイガーが、アンダーパーグループに這い上がってくるか、ギャラリーの歓声もキーが上がってきた。
■ タイガー、ファーストティは2番アイアンで発進
2002/11/21 木曜日 午前10:00
ギャラリースタンドは人で溢れ、10番ティグラウンドはギャラリーの人だかりができた。我々カメラマンには、「じゃまだ!どいてくれ」と言う声が飛ぶが、こちらは1時間も前にこの場所にいるし、これが仕事なんだ。ベストショットを逃すわけにいかないので、ギャラリーの皆さん申し訳ない。9時30分、セルヒオ・ガルシア、伊沢利光、田中秀道のスタート。伊沢のドライバーショットにため息交じりの歓声が飛んだ。そして9時40分、いよいよタイガー登場。この日のウェアはやはり黒、手にしたクラブは2番アイアンだった。475ヤードのパー4、ティグラウンドから打ち下ろしていく、緩やかな左ドッグレック。軽い打球音を残し、大歓声が巻き起こった。曇り空を舞いがったボールはフェアウェイセンターへ、初日のタイガーはどんなスコアであがってくるのか。大観衆とともにウッズを追跡してみよう。
■ 大会初日テキストライブ
2002/11/21 木曜日 午前8:00
トーナメントスタートの朝。天気はあいにくの雨、7時には数名のギャラリーが傘を片手に受付に列を作った。会場内では、軽食のお店も開店準備に追われ、ボランティアや警備のスタッフも出陣に備えミーティングを行う。初日トップスタートは8時30分、今大会は3名1組で合計28組84名が出場。各組10分おきにスタートをきる。空もうっすらと明るくなり、雨の止むのも時間の問題だろう。
【GDO本橋英治】