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3位発進の井上信「つくづくゴルフは分からない」

2008年の「キヤノンオープン」でツアー通算2勝目をマークしながらも、昨年の賞金ランキングで85位に終わり、シード権を喪失した井上信。今季は主戦場がチャレンジトーナメントとなり、不遇を味わってきた。その38歳が22日(木)に開幕した「カシオワールドオープン」で、首位に2打差の5アンダー3位タイ発進。久々のレギュラーツアーでの上位でのプレーを噛み締めた。

Kochi黒潮カントリークラブ特有の風が、穏やかだった初日。インスタートの3組目から出た井上はスルスルとリーダーボードを駆け上がった。「後半はパットが入らなかった」と話しながらも、前半の4バーディが効いて「67」をマーク。「久々に良いゴルフが出来た」と笑顔を見せた。

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レギュラーツアーの出場は今季4試合目。それでもチャレンジでは賞金ランク7位に入り、来シーズン前半戦の出場権を確保、いわゆる“裏シード”を手にした。この1年、主な練習グラウンドは、レギュラー会場のような芝の上ではなく、町の練習場の人工芝マット。今大会も月曜日(19日)の昼間に推薦出場の知らせが入り、急きょ高知入りした。

「いかに来年の(日本開幕戦)東建に合わせて、ピークを持っていこうかと考えていたところ。つくづくゴルフは分からない」と最近のメニューはトレーニング中心だった。「(ボールを打つ)練習はほとんどしていなかった。それが良かったのかな…」と、つぶやく。「自分自身が去年、味わったけれど、(シード権争いが終わる)独特の雰囲気の試合。でも、出るからには存在感をアピールして、来年の開幕を迎えたい」と話す表情にも“大それた”欲は微塵も感じられない。

しかしながら、初勝利を挙げた2004年の「ABCチャンピオンシップ」はマンデー予選会を通過してからのもの。08年「キヤノンオープン」は最終日に6打差をひっくり返して勝った。“離れ業”も大きな魅力のプレーヤー。番狂わせにも驚きは無い?(高知県芸西村/桂川洋一)

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