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藤田7位タイ発進!今週にも賞金王決定か!?

◇国内男子◇カシオワールドオープンゴルフトーナメント初日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7,300ヤード(パー72)

シード権獲得、次週最終戦への出場など、それぞれが課題をもって挑む大会で、自身初の賞金王獲得へ藤田寛之がまた一歩前進しそうだ。大会初日は前日に降った雨の影響でグリーン上はボールが止まりやすく、風が微風だったこともありバーディ合戦が繰り広げられた。

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7アンダーをマークして首位に立ったのは韓国のS.K.ホとハン・ジュゴンの2人。2打差の5アンダー3位タイに久保谷健一上平栄道、上井邦浩、井上信の4人が並んだ。そして藤田が4アンダーをマークして谷原秀人宮里優作上田諭尉B.ケネディと並び7位タイにつけている。

今季1億3000万円を獲得している藤田は、今週を終えて2位以下に4000万円以上の差をつけた時点で賞金王が確定する。その対象選手の1人、ランキング2位の谷口徹(現時点で約3300万円差)が、2オーバー88位タイと出遅れたため、今週にも決定する可能性が高くなってきた。

また、2週前に2年ぶりのツアー優勝を果たしシーズン2勝目を狙い賞金王獲得の可能性も残されている石川遼は3バーディを奪い、キム・キョンテ(韓国)、藤本佳則らと並び13位タイとまずまずのスタート。アマチュアとして5試合連続トップ10入りのかかった松山英樹は、2バーディ、2ボギーのイーブンパーで65位タイとなっている。

藤田寛之 世界ランク50位入りにも未だ無関心>

3度目の賞金王戴冠を狙う谷口が大きく出遅れる一方で、藤田は淡々とゴールへの歩を進めた。出だしの10番(パー5)からバーディで滑り出すと、14番(パー3)で6番アイアンでの第1打をピン右3メートルにつけて2つ目。その後さらに2つスコアを伸ばした。この日はコース特有の風が穏やかなコンディションとあって「もう少し伸ばしたかったのもある」としたが、「自分の内容を考えると“OK”をあげないといけない」とノーボギーラウンドを振り返った。

シーズンは残すところ2試合。他の選手と同様に疲労もたまっているが、2週前の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で師匠の芹澤信雄とラウンドをともにし、「問題ない」とスイングの状態に太鼓判を押されたことが、大きな心の支えとなっている。

前週の「ダンロップフェニックス」で4位タイに入り、世界ランキングはついに47位に浮上。今年最終週のランキングで50位以内を確保すれば来年度の「マスターズ」等、海外メジャーへの出場権が獲得できる。ただ、本人はいたって冷静だ。「『おめでとう』と声をかけられたりするが、自分の中では(まだ)『おめでとう』でも何でもない。年末に(50位以内に)入っていなければ、何の意味も無い。気持ちは60位、70位だった頃と何も変わっていない」。

今週はパッティングのイメージをリフレッシュさせるため、普段のピン型ではなく、センターシャフトのマレットタイプを握っている。また、ボールもニュータイプをテストするなど、「賞金王はあくまで結果でしかないから」とビッグタイトルへの執着心は無い。首位とは3打差。自然体で最後まで走り抜ける覚悟だ。

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2012年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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