機会があればアジアの試合も積極的に出場したいと話す石川遼

今季1月から米ツアーに挑戦するなど積極的に海外ツアーに挑戦してきた石川遼。2週間前の「VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」で日本ツアーに復帰してからは、賞金王獲得を目指して日本ツアーに専念したいと話していたが、10月18日（木）に開幕するワンアジアの「韓国オープン」（韓国）と、12月3日（木）に開幕するアジアンツアーの「タイランドゴルフ選手権」（タイ）の2試合に出場することが明らかになった。

「韓国オープン」は2009年に出場した経験を持つ石川。その試合では、まだ日本ツアーに参戦する前のベ・サンムンが優勝を果たした。石川はツアーの中でも相談相手の1人、池田勇太から「アジアの試合も出るといい経験になるよ」と言われたこともあり、主催者からの推薦で出場することを決めた。同週には「ブリヂストンオープン」が千葉県で開催されるが、この試合は欠場して韓国に渡る予定となる。

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さらに日本ツアーの最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の翌週に開催される「タイランド－」は、昨年に続き2年連続出場となる。昨年は4日間通算9オーバーの58位タイに終わった。この大会はアジアンツアー最終戦の1つ前の大会で、欧州ツアーメンバーも多数出場する。

昨年はリー・ウェストウッド（イングランド）が勝利を収めたが、世界ランキング上位選手が出場することで、ワールドランキングの加算ポイントも高くなる。来季の海外メジャー、特に「マスターズ」出場を目論む石川にとっては、世界ランキング50位以内に食い込むか大事な一戦なるかもしれない。（三重県いなべ市／本橋英治）