今週は“新キャディ”をスポットで起用。池田勇太は今季初勝利へ並々ならぬ意欲を見せた

国内男子ツアーの今季第6戦「ダイヤモンドカップゴルフ」は24日（木）から27日（日）までの4日間、千葉県のザ・カントリークラブ・ジャパンで開催。同県出身の池田勇太は、今大会の勝利に強い意欲を示す選手のひとりだ。

今シーズン初勝利が待たれる池田の心をくすぐるのが、まずは22日（火）に決まったペアリング。予選ラウンド2日間は小田孔明、そして尊敬する尾崎将司と同組に。「良い組み合わせだね。ディフェンディングチャンピオンとジャンボさんだもん。良い緊張感でやれたらいいね」と笑顔が絶えない。

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開幕からここまでの5試合は、毎ラウンド序盤の足踏みが響いて、なかなか優勝争いに加われない試合が続いた。「ゴルフの調子は悪くないけど、噛み合わせが良くなくて。そういう面で、今週をきっかけに変われば」と、好転を自らが待ち望んでいる。

今大会の会場は「昔から何度も回らせてもらっている」と熟知している。多くの選手が警戒するトリッキーなコースレイアウトにも試合巧者は「好きだね。嫌いじゃない」と好印象を抱く。なにしろ自動車で約1時間という自宅からの通勤に「ゆっくりできる」と、リラックスムード。その一方で「地元で勝ちたい。チャンスがあれば、じいちゃん、ばあちゃんも連れてきて、家族の前で良いところを見せられたら」と勝ちへの欲を隠さない。

ところで、今大会はエースキャディの福田央さんが夫人の出産に備えて“お休み”。おなじみの名コンビの姿は無く「福ちゃんがいない中での（通算）10勝目は、寂しがるかな…」と、内心は少しばかり複雑な気持ちもある。

それでも、開幕前日にスクランブル方式で行われたプロアマ戦では、チームプレーでなんと19アンダーをたたき出して見事優勝して向かえる4日間。様々な思いが交錯する中、勢いは、加速するか？（千葉県木更津市／桂川洋一）