【GDO EYE】桑原がまさかの失格、逆転シードは叶わず
桑原克典がQTトップ通過!来季の出場資格優先順位が決定
国内男子ツアー2011年シーズンの出場資格を争うクォリファイトーナメント(QT)が、茨城県のセントラルゴルフクラブ西コースで開催され、7日間(1日は天候不良で中止)に及ぶ熱戦の末、桑原克典がトップで通過するなど各選手のランキングが確定した。
桑原は2010年シーズンを賞金ランキング84位で終え、自身3度目のQT出場となった。シーズン終盤の「カシオワールドオープン」では、上位で戦っていたが自らの判断ミスで失格となってしまった。あと少しでシード確定という矢先の失格に「自分はここ(QT)に来る運命だったと思って気持ちを切り替えました」と話す。
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そして、「ここ最近は韓国勢に押されていますので、自分が阻止したいのでトップ通過を目指して挑みました」という、その言葉通り2位に5打差をつける独走状態で通算24アンダーをマークした。この結果、桑原をはじめランキング上位に入った数名は、来季前半戦に行われるほとんどの試合に出場できることになる。
このランキングだが、どこまでに入れば必ず試合に出場できるという保障はない。シーズンに入って間もない春先や、大会の規模でクォリファイからの出場人数が20人程度の試合もあれば、夏季の日照時間が長い試合や、招待枠を設けていない試合は50人程度が出られることになる。
主だったところでは、桑原と同じくシード権を喪失した津曲泰弦が8位に入り、井戸木鴻樹も21位とまずまず問題ない位置。ところが額賀辰徳は61位となり、来季の前半戦は自力での出場がほとんどできず、主催者推薦やマンデーからの出場しか可能性がなくなってしまった。
また、期待のニューフェイスも2人登場した。今年の「日本アマチュアゴルフ選手権競技大会」を制した阿部裕樹(日本大学4年)が、16位で通過。今年のJGTOチャレンジツアー「鳩山カントリークラブ・GMAチャレンジトーナメント」でアマチュアとして優勝を果たした小平智は、42位と前半戦の半分程度が出場できそうな位置に入った。2人とも、この日の競技終了後に「プロ宣言届」を提出し、プロゴルファーとなった。
【主な上位選手の結果】
スコア RANK選手名
-241桑原克典
-192伊佐専禄
-193冨山 聡
-184石川裕貴
-175Hwang Jung Gon
-176諸藤将次
-177李大韓
-178津曲泰弦
-179アンジェロ・キュー
-1610金聖潤