2026年 日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ

LIVゴルフを目指す池村寛世は“存続危機報道”に何を思う「もし、なくなったりしたら…」

2026年 日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ 2日目 池村寛世
先行き不透明なLIVへの胸中を明かした池村寛世(C)JGTOimages

◇国内メジャー初戦◇日本プロゴルフ選手権 センコーグループカップ 2日目(22日)◇蒲生ゴルフ倶楽部(滋賀)◇6991yd(パー72)◇曇り(観衆1481人)

2022年に発足したLIVゴルフの存続危機を伝える情報が飛び交うようになってから1カ月ほど経った。開催スケジュールの変更、サウジアラビア政府系ファンド・PIFの資金提供打ち切りに伴う新体制発表といった慌ただしい動きは、リーグの将来に不安をかき立てるもの。19日には、ブルームバーグが最終手段として米国での破産申請に向けた準備に着手したと報じた。

日本ツアーでプレーする池村寛世は、一連の報道にアンテナを高くしていた一人。かねて多くのメジャーチャンピオンをはじめとする海外の強豪選手が集うハイレベルな環境に飛び込むチャンスをうかがい、ことし1月には米国で行われた予選会(LIVゴルフ プロモーションズ)にも挑んだ

「ネットの情報でしか分からないですけど…」と断った上で「ちょっと危ないのかな…というのは感じています」と率直な受け止めを明かす。昨年は浅地洋佑を含めて上位2枠にLIV切符が用意されたアジアンツアーのインターナショナルシリーズも日程が流動的になっており、本来なら前週フィリピンで行われるはずだった大会も“延期”されたばかり。

「後半戦の方に移動するっていう話は聞いたんですけど、まだ確定はしてない感じ。もしLIVが早めになくなったり、インターナショナルもいつまで続くか分からないので、後半の(転戦)日程が決まっていない試合も多い。飛行機も早めに予約をとれた方が安いんですけど…」。スケジュールが組みづらい現状は経費的な面でも悩ましいが、本人はたくましい。「そうなると、ちょっとでも賞金を稼がないと」。冗談めかすようで、目の前の一戦一戦へのモチベーションは極めて高い。

LIVの行く末にかかわらず、海外志向はブレない。米国、欧州と自分を高めてくれる舞台はある。昨年の国内ツアー賞金王・金子駆大は、その資格で今季からDPワールドツアー(欧州ツアー)に参戦している。海外ツアーの予選会に挑む上でも、ランキング上位者がゴールに近い位置からスタートできるのが常だ。「自分も年間王者争いをしたいので、1試合1試合を頑張らなきゃ」という目標に近づいた分だけ、広がっていく世界がきっとある。

その意味でも、この日のベストスコアに並ぶ「65」で首位と2打差の通算10アンダー4位に浮上したプレーは大きい。前日のラウンド後、植村啓太氏に助言を受けたショットがさえて7バーディを量産。後半に入ってから少し長めのパーパットが残る場面もことごとく耐え、ノーボギーで駆け抜けた。「もちろんメジャーを勝ちたいのはありますし、去年も優勝争いをして勝ち切れなかったのもありますし、あしたいいプレーができれば楽しみ」。初の日本タイトルで5年シードを勝ち取れれば、夢を追うキャリアプランの後押しにもなる。(滋賀県日野町/亀山泰宏)

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