ハンバーグ、手羽の甘辛煮…料理男子・勝俣陵は師匠と最終組熱望「倒すのが恩返し」
◇国内メジャー初戦◇日本プロゴルフ選手権 センコーグループカップ 2日目(22日)◇蒲生ゴルフ倶楽部(滋賀)◇6991yd(パー72)◇曇り
4つ伸ばして迎えた折り返しの18番(パー5)、にわかに雨風が強まった。早々に2打目を刻んだ同組2人を横目に、勝俣陵はグリーンが空くのを待った。フォローの風があるとはいえ、303ydも残っていた打ち上げのセカンドは「正直、行くとは思ってなかったですけど、想像以上にいい球が出た」。3Wで右奥ピンの横10mに2オン成功。下りのイーグルトライが2.5mほどショートしながら、バーディパットをねじ込んだ。
ボギーなしの6バーディ「66」で通算11アンダー。国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」で5位に入るなど、まずまずの序盤戦を送ってきた30歳にとって、国内メジャー初戦を首位争いで折り返せたのはオフの取り組みの手応えをさらに深めてくれるものだ。インパクトで合わせがちだったスイングを「自分の中では結構ガラッと変えて」、しっかりとクラブを使ってヘッドを走らせるイメージを大切にしている。
昨年「パナソニックオープン」で初優勝し、ツアープロとしてステップアップを遂げた。2023年10月に誕生した長女をはじめ家族とゆっくり過ごす時間が取れないのも、成功しているからこそのうれしい悩み。「なかなかいられないので、家にいる時はできる限りのことを頑張っています」。オフの日は家事に率先して取り組む。「料理も頑張ってますよ。娘が好きなのはハンバーグと手羽の甘辛煮」と笑う。
国内メジャータイトルが懸かる今週はコースで頑張るとき。53歳にして自身と4打差につける片山晋呉は、毎年シーズンオフに一緒に練習させてもらう師と仰ぐ存在でもある。コースで実際に見聞きする技術的な部分はもちろん、食事中の会話からでも学ぶことが数えきれない。究極の理想は、尊敬してやまないレジェンドとの最終日最終組での直接対決。「最高ですよね。そこで師匠を倒すのが一番の恩返しですから」と熱望した。(滋賀県日野町/亀山泰宏)