「三井住友VISA太平洋マスターズ」2日目 リーダーボード
2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ
期間:11/10〜11/13 場所:太平洋C御殿場コース(静岡)
蝉川泰果は2戦目でのプロ初勝利へ2打差ターン 同組・星野陸也も驚く技術
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目(11日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)
プロデビューからまだ2週間と経っていない。蝉川泰果はアマチュアの身分を卒業して2戦目にして初勝利に近づいた。3バーディ、ボギーなしの「67」に「もう少しバーディを獲りたかった気持ちがあります」と反省しながら通算6アンダー。首位に2打差の2位で決勝ラウンドに進んだ。
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3アンダー5位からのスタートにも「気を抜いちゃうとカットライン(予選落ち)もある」と浮つく気持ちは一切なかった。後半11番から3ホール続けてパーオンを逃しながらボギーをたたかず、「ひとつ成長した部分かなと思います」と前進も感じている。ホールアウトは日没が近づき、一気に気温が下がった頃。「アグレッシブに、1つでも多くトップに食らいつけるゴルフを残り2日間できたら」と週末を見据えた。
ランディングエリアでの転がり方も影響し、2日目のフェアウェイキープ率は42.857%(6/18)と落ち込んだ。「ティショットが荒れて、後半あたりから曲がっていたので修正したい」と課題を口にしたが、その1Wショットに驚いたのが同組で回った星野陸也だった。
2人は今年の「関西オープン」で優勝争いを演じた仲。「昔、マンデートーナメントから予選でも一緒に時があって、『うまいアマチュアがいるな…』と思っていた」と数年前から目をひく存在だったという。そしてこの秋、アマにして2勝。「楽しみにしていた」という予選2日間を終え、星野は「『これは確かに日本オープンを勝つわ』と思った」と、うなった。
「アイアンショットからパターもうまい。優勝するのも納得する。何より、こんなにドライバーの精度が高いとは。結構オーバードライブもされた。ほとんどストレート系のボール。軽いフェードだけどホールロケーションによっては軽いドローも打てる」と絶賛。ため息交じりに、「こんなに飛んで曲がらない人は初めて見た」と続けた。(静岡県御殿場市/桂川洋一)