石川遼が2位で決勝ラウンドに進んだ

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目（11日）◇太平洋クラブ御殿場コース（静岡）◇7262yd（パー70）

ロケットスタートよりもむしろ、中盤以降の安定したプレーに胸を張った。出だし1番で6mを沈め、2番では6Iでの2打目をピンそば1mに。3番（パー5）での2オン2パットに続き、4番では7mを沈めた。圧巻の4連続バーディにも石川遼は「バーディの後の全部のパーの方が、自分に対して（良い）評価をしたい」と、その後のプレーに納得した。

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スコアを動かせなかった14ホールにも見どころは多かった。5番では15mのロングパットをきっちり寄せてボギーを回避。難関6番ではティショットから3UT、4UTと繋いでグリーンをとらえた。

ショットも少しずつ安定

富士山を望む後半17番（パー3）はグリーン奥のラフからの2打目を1mにつけてパーセーブ。「連続バーディは“ごほうび的”な要素があった。4連続バーディを生かすも殺すも自分次第。そこが今の自分にとっては大事。マネジメントも含めて、やるべきことがやれるかどうか。（5番以降）パープレーで来られたのは良かった」とボギーなしの「66」を喜んだ。

3日目は最終組でプレー

大会2勝目を飾ったのは実に10年前の2012年だった。主催者は今年の50回記念大会に際し、入場無料で来場者を受け入れている。効果は絶大。2日目の5131人は平日にもかかわらず、今季1日のギャラリー数で2番目の多さだった（1位は「Sansan KBCオーガスタ」最終日の5466人）。予選2日の計9031人は、前年大会4日間の8998人をすでに超えた。

スッキリしたヘアスタイルの初戦…

「この大会の皆さんが、50回大会を一段と盛り上げようとしているのを感じている。感謝の気持ちでプレーしたいというのが事実。これだけ人が入っているのは大会のおかげ」。首位の岩田寛に2打差、通算6アンダーの2位で迎える週末。もっともっとたくさんのファンを沸かせたい。（静岡県御殿場市／桂川洋一）