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決めたバーディパットは1番の“お先”だけ 石川遼「ずれる感じある」

◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 2日目(5日)◇グランフィールズCC(静岡県)◇7219yd(パー71)

チャンスホールの出だし1番(パー5)、石川遼は幸先よくバーディ発進した。小気味よく振った1Wショットでフェアウェイに置き、セカンドは大きく落とされる左側を避けて右のバンカーへ。3打目をピタリと寄せてピンを抜かずにタップインとしたが、これがこの日唯一決めたバーディパットとなった。

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カップをひと筋外れるシーンが目立ち、平均パット数「1.9091」はフィールド94位と苦しんだ。「特にミドルパット、ロングパットもかな。自分の見えている感じと、実際に転がっている感じというのが、ほんのちょっとずれる感じがある」と首をひねる。グリーン上の低パフォーマンスが手応えを深めるショット面にまで波及しないよう、もどかしさを押し殺して淡々とプレー。「ミスもあったんですけど、ショットはずーっと同じ感じでやれていた」と一定の評価をつけた。

フィールドの平均スコアは初日「71.965」から「72.729」に上がった。グリーンの難しさが特徴のコースにあって、傾斜のきついエリアや2段グリーンの奥といった厳しいピン位置が選手たちを苦しめた。

首位に2打差7位から「72」で4打差13位の通算3アンダーに後退する形となったが、週末を悲観するポジションでもない。深いラフから狙う局面のジャッジなど、より総合力が求められるメジャーセッティング。「難しい方がやりがいを感じるし、日本プロらしい。楽しみたい」と顔を上げた。(静岡県三島市/亀山泰宏)

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