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ルーティンに変化 石川遼の朝は素振りから始まる

◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 初日(4日)◇グランフィールズCC(静岡県)◇7219yd(パー71)

午前8時15分と早いスタートまで、まだ1時間ほどある。しかし、練習場の石川遼はすでにびっしりと汗をかいていた。理由は6種類の素振り棒。シャフトの先に重りだけがついたタイプが2本、ネックにリング状の重りがついたタイプが3本、普通のクラブのタイプが1本。5週のオープンウィークの間に始めた新たなルーティンから1日が始まる。

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「今までより10%くらい力感を出しても、スイングに悪い影響が出にくくなっている。スピードを意識して強化していく」。田中剛コーチと話し合い、固まってきたスイングの力感をさらに上げようとしている。250gから最も重いものは2kg近く。右足を踏み込むような動作で勢いをつけてから振ったり、助走をつけるように振ったり。どれをどんな動きで振るか、順番も決まっているという。

「“普通”に始動するのが、スピードは一番出にくい。スピードが出やすい振り方をして、スピード感を体に覚え込ませて、普通の始動で振ったときも、そのスピードに近づけていけるように。結構きついから、トレーニングにもなる。(試合の日も含めて)基本的に毎日やる」。地面に置いた計測器でスイングスピードを可視化することにより、日々のコンディション把握にも生かしている。

この日は雷雲接近により、早々に2時間半の中断を挟んだ。前半12番、奥のラフからタフなアプローチでのプレー再開となり、ボギーが先行した。「天気は回復したけど、自分の曇行き的にはちょっと怪しいところだった」と自虐節で笑わせつつ、その後5バーディを奪って4アンダー「67」と好発進。メジャーセッティングの深いラフからの距離感をポイントに挙げていた中、「最終ホールとか、唯一ミスできる場所というか、かなり良い距離感で狙っていたところにセカンドを落とせた」と納得のプレーもあった。

この大会を制した2019年を最後にツアー優勝から遠ざかる。「当然(大会2勝目を)目指してはいますけど、全員が目指していること。いい選手、いま波に乗っている選手がたくさんいる。その中でしっかり自分のゴルフをして、コースとの戦い、自分との闘いになってくる」。午後組となる2日目も、変わらず素振りから始める。(静岡県三島市/亀山泰宏)

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