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「心が折れて、また折れて」 比嘉一貴が胸に刻む2度の衝撃

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(11日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

比嘉一貴がこの大会に初めて出場したのは、まだアマチュアだった2016年のこと。予選ラウンドで谷原秀人松山英樹という東北福祉大の先輩2人に囲まれ、心臓はドキドキだった。

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「日本オープン」優勝、「CIMBクラシック」2位、「WGC HSBCチャンピオンズ」優勝とまさに絶好調で乗り込んで来た松山は初日からエンジン全開。いきなり7アンダーで単独首位発進し、トータル23アンダーで一度も首位を譲ることなく勝ち切った。

再び衝撃を受けたのが自身も出場した10月の「ZOZOチャンピオンシップ」。マスターズ王者として母国のファンの期待を一身に背負い、劇的なイーグルフィニッシュで大会を制した。

「2016年、すごい世界だなというのを目の前で見て、心が折れ…。(自分も)少しは成長できたかなと思うんですけど、ZOZOで見たら、やっぱりすごくて、また折れて…。同じ試合に出るたびに心が折れるんです。ホント、化け物です」。冗談めかした言葉の端々に、最大級のリスペクトがにじむ。

思い出深い御殿場はこの日最大瞬間風速15.8m/sの強風が吹き、アンダーパーで回った選手はわずか15人。ノーボギーは比嘉と稲森佑貴の2人だけだった。

沖縄で生まれ育ち、風への対処はもともと得意。「ショットがすごく安定していた。うまく打てているから、(風も)あまり苦にならなかった」。数少ないピンチは折り返しの18番(パー5)と後半7番(パー3)。ともにアプローチでしのぎ、2アンダー「68」で1打差4位の好位置につけた。

この難コンディションを松山がプレーしていたら? そんな質問に想像を巡らせて笑った。「調子悪いって言いながら、アンダーで回ってくるのは間違いないんだろうなあ…」(静岡県御殿場市/亀山泰宏)

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2021年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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