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片岡尚之は切り替え 金谷拓実は“怒りの練習” 逆転Vへのメンタルコントロール

◇国内男子◇ブリヂストンオープン 3日目(9日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース (千葉)◇7119yd(パー71)

通算11アンダー2位の片岡尚之と通算10アンダー3位タイの金谷拓実。通算14アンダーで首位の杉山知靖を追う2人がホールアウト後にまとう空気は対照的だった。

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単独トップから「71」と伸ばせなかった片岡。グリーンエッジからも含めれば「バーディパットを17回打った」ともどかしい一日だった。6番でバーディ先行の後はパーが並び、17番(パー3)でダブルボギー。18番(パー5)でグリーン左のバンカーから寄せてバーディで締めくくり「最後のバーディで最低限のゴルフはできたかな」と言った。

「もう、きょうはこういう日だったと思って切り替えます。あしたはパターが入ってくれればいいなあくらいで、きょうは入らなかったけど、あしたはいいことがあると思って頑張ります」というのが23歳のメンタルコントロール。5月の初優勝は4打差9位からの逆転だった。未知の世界となる最終日最終組での戦いに肩の力を抜いて備える。

金谷は「68」でも、上がり3ホールのうち2つあるパー5を獲れずに悔しさをあらわにした。18番は短いバーディパットを外してのパー。風が吹く中でも快調にスコアを伸ばしてきただけに、フラストレーションを募らせる。

「すごくイライラしています」と隠さず、その対処法に個性がのぞく。「切り替える、忘れようとする、人それぞれだと思うんですけど、僕はそれをかみ締めながら、今から練習します。そういうミスをした悔しさをつなげていけることも、成長するために必要な気持ち(の部分)だと思うので、ミスをしないように練習します」。ドライビングレンジへ直行し、一心不乱にクラブを振った。(千葉市緑区/亀山泰宏)

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