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松山英樹はショット乱調 ギャラリー流血の打球事故に「申し訳ない」

◇米国男子◇シュライナーズチルドレンズオープン 2日目(8日)◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255yd(パー71)

バーディ合戦でオーバーパーでは上位の確保は望めない。初日10位スタートの松山英樹は3バーディ、4ボギーの「72」。通算5アンダーにスコアを落とし、カットライン上の57位で予選を通過した。後半のプレー中に打球事故が発生。慌ただしい締めくくりになった。

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アクシデントは16番(パー5)で起きた。右サイドに曲がった1Wショットがロープサイドにいたギャラリーの頭部を直撃した。額から血を流した男性から「ゴルフでは起こり得ることだから」と声をかけられたが、今度は左に飛んだ2打目に「フォア―!」の声。3オン3パットでボギーをたたいた。

男性は意識がはっきりしていたが、念のため精密検査を受けることになった。動揺を呼ぶシーンに「申し訳ない気持ちでいる」と松山。「逆に血が出ていたので『内出血よりはマシかな…』と思った。救急の人もすぐに来たので安心してプレーできたが、ボギー2つで上がってしまって、もったいなかった」。最終18番はフェアウェイからの2打目で急に向かい風が止み、奥のバンカーに入れてパーセーブならず。最後の3ホールで2つ後退した。

この日は午前中の雨で軟らかくなったグリーンで有利になると思いきや、午後組の選手たちは強い風に悩まされた。ただ本人は「風(の影響)よりも、自分の状態が大きいかなと思います」と譲らなかった。

スタート前の練習から首をひねるシーンが多く、バーディ先行直後の6番、フェアウェイからの2打目はグリーン右のショートサイドにこぼすミスからボギー。ショットで作るチャンスが少なく「(前日の)終わった後の練習が良かったので大丈夫かなと思っていたが、コースに出ると、良い感覚が最後まで戻ってこないまま終わってしまいました」と視線を落とした。

セカンドパットのほとんどがタップインという、惜しいプレーが続いただけに悔やまれる。結果的に薄氷を踏む決勝ラウンド進出。冷え込みが厳しい、砂漠気候の夕方のドライビングレンジで再び打ち込んだ。(ネバダ州ラスベガス/桂川洋一)

※編注:本文中の通算スコアを修正しました

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