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石川遼、山あり谷あり初日は34位タイ!

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」に出場している石川遼。招待選手のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、ブラント・ジョーブ(米国)と、9時15分に10番ホールからスタートする予定だった。しかし前日からの寒波により、コースに霜が降りてしまい、30分遅れてのスタートとなった。

スタートの1番、石川のドライバーショットは260ヤード先のフェアウェイ左サイド。同伴競技者の2人は300ヤードラインに運んでいた。「朝の練習からスイングが良くなかったんです。まっすぐに飛んだのは、フェイス面の向きが合っていただけ。今日は左右の曲がり幅が大きくなっていました」。

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その後も石川のティショットは左右に曲がり、14番では左サイドに飛んだティショットのボールが見つからないトラブル。ロストボールとなり、ティグラウンドまで戻って3打目を打った。このホールでダブルボギーを叩いたが、続く15番はグリーン左手前のカラーからパターでバーディ。

17番では4mのパーパットを外し、ボギーで再び2オーバー。ところが、18番パー5で石川の真骨頂が出た。ティショットでフェアウェイセンターを捕らえると、255ヤードの2打目を3番ウッド放ちピン奥3メートルに2オン。このイーグルパットを慎重に沈めイーブンパーまでスコアを伸ばした。

そして後半2番ホール、ティショットを右サイドの林方向に打った石川は、ボールの地点に着いたとき、2打目の狙いどころを考えていたら、自分のボールを足で蹴ってしまった。ゴルフ人生で初めてという失態にショックを受けたが、このホールをボギーで切り抜けた初日の石川は1イーグル、2バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフとなったが、1オーバー34位タイで踏ん張った。

「2番でのことは恥ずかしくてあまり話したくないですね。凄く動揺しましたが、なんとか1オーバーで上がることができました。悪くても3オーバー以内でラウンドするのが最低目標なので、そこはなんとかクリアできました。なんとか最終日に上位を狙える位置はキープできました。あと3日間でスイングを良くします。パターは昨日のプロアマで思ったよりも良くなっていましたので、父と相談して「L字」でも良いといわれ、このパターにしました」。

波乱の起きた初日の石川だが、首位とは5打差しか離れていない。スイングの調整次第ではあるが、まだまだ上位が狙える。この日13番は1オンこそできなかったが、2日目以降も1オンを狙う。ティショットが安定し飛距離も出れば、ビッグスコアを出す可能性も十分ある。

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