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10位に浮上の石川遼、今度はパターで悩む!

国内男子ツアー「カシオワールドオープン」に出場している石川遼は、初日にドライバーショットで悩み、2日目にはアイアンで課題を見つけた。そして、大会3日目はパッティングで頭を抱える忙しい一週間となっている。

1番はドライバーショットで300ヤード先のフェアウェイを捉え、2打目をアプローチウェッジでピン1mに寄せ、幸先の良いバーディを奪った。ところが、2番パー3で15mのバーディパットを2mに寄せたが、これを外し3パットでのボギーを叩いてしまう。続く3番はアプローチのミスで6mのパーパットを外し連続ボギー。

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8番パー3はティショットを右サイドのバンカーに入れ、ピン左4mに2オンはしたが、このパットも決められず、この時点で1アンダーまでスコアを落としてしまった。ギャラリーからはため息が漏れ「遼くん、頑張って!」というファンの声援に、石川はうなずくことしか出来なかった。

しかし、後半に入ると石川の本領が発揮される。ここ数試合、ラウンドの序盤にスコアを崩すことはあっても、気持ちを切り替えて後半にスコアを伸ばすことが多い。この日も、12番でのスーパーショットを皮切りに石川のゴルフが変貌を遂げる。

12番は155ヤードのセカンドショットを8番でカップの10cm手前に止め大歓声を浴びる。17番はピン奥2.5mのバーディパットを沈めると、最終18番パー5は、ティショットで305ヤード飛ばすと、残り225ヤードを3番アイアンで2オン。15mのイーグルパットは決まらなかったが、1.5mを確実に沈め連続バーディフィニッシュ。通算4アンダーの10位タイで3日目を終えた。

スコアも順位も伸ばしたが、この日も練習場に直行し記者会見はその後に行われた。「今日、ドライバーショットは曲がらなかったけど、明日曲がっちゃっても最後まで思い切り行こうと思います。パットのミスが目立ちましたね。ドライバーよりパットのほうが曲がっていたかも・・・」序盤から2、3mのスライスラインを引っ掛けてしまったと話す。

首位とは7打差、前日よりも1つ縮めたが、最終日は2桁アンダーまでスコアを伸ばす目標を立ててスタートする。石川の現時点での獲得賞金は9,973万円。今週最下位での30万円以上加算されるため、最終日に失格や棄権さえしなければ、17歳2ヶ月という史上最年少1億円プレーヤーが誕生する。

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