2年ぶり5度目の賞金王を確定させた片山晋呉
石川遼、1億円突破は一安心!さらに上を目指す!
国内男子「カシオワールドオープン」最終日。4アンダー10位タイからスタートした石川遼は、前半からスコアを伸ばしたかったが思うようにチャンスを作れなかった。3番でアプローチをミスしピンを大きくオーバーさせてボギーを叩くと、5番パー5では残り90ヤードから3打目がグリーン左奥へ。4打目のアプローチはまたしてもピンをオーバーし2つ目のボギーを叩いた。
「風・・・ということじゃないです。初日から距離感があわない。高低差とかいろいろ計算しているのに合わない。5番は2打目までアゲインストだったので、ピンフラッグがフォローのなびき方をしていたが、信じずに打ったらオーバー。風が変わっていた」と振り返る石川。
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嫌な流れになりかけたが、続く6番で下り5メートルのパーパットを沈め、ピンチを凌いだ。その後も自らチャンスを呼び込むことができず我慢のゴルフが続いた。この日、唯一のバーディは終盤の17番だった。フェアウェイセンターからの2打目はピン奥2.5メートルへ。このパットを慎重に沈めると、両手を高々と上げ安堵の表情を浮かべた。
結局最終日は1バーディ、2ボギーの「73」。スコアを1つ落とし通算3アンダーの13位タイで大会を終えた。これで石川の今季獲得賞金は1億241万8166円。17歳での1億円超えはゴルフ界だけでなく日本スポーツ界でも最年少記録の達成となった。
賞金ランキングは先週と変わらず5位だが、最終戦の「日本シリーズ」でさらに順位を上げたいと意気込む。「今週は3日目、4日目にドライバーショットの調子も良くなってきたので、納得のいく一週間になりました。来週はトーナメントが最後になるので、これまでの中で一番良いスイングで終わりたいですね」。早速、明日もドライバーショットの調整を行い、最終戦での集大成をみせてくれそうだ。