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マッチプレーに相応しい観戦場所

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の会場が、カリフォルニア州からアリゾナ州に移って6年目。毎年この大会を楽しみにしている地元ファンは、観戦ポイントを把握している。コース内で最大のギャラリースタンドが設置されているのが13番パー5のグリーン周りでその周辺に座り込んでプレーを観戦する人が最も多かった。18ホールのマッチプレーの場合、13番よりも前に決着がつくことはほとんどない。今大会も3回戦までで最小ホールでの決着が、この13番だった。

このパー5は風向きにもよるが、2オンも可能。しかしグリーンの左右にバンカーが待ちうけ、グリーンの形状が砲台になっているため、一旦乗ったと思ってもグリーンをこぼれてしまうケースもある。そして、イーグル、バーディが続出するため、歓声が多いのと、選手もここから終盤に入ることもあり、気合いの入り方も変化してくる。

13番で定点観戦をしていると、地元米国の選手を贔屓するわけではなく、ナイスプレーには拍手が沸く。たとえ2オンに成功したとしても、カップとは違う段に乗ったり、10m以上離れていると拍手さえおこらない。ギャラリーは多くの選手のプレーを見ているため、どの位置ならチャンスかを把握しているからだ。

そんなギャラリーたちからブーイングを浴びてしまった選手がいた。ロリー・マキロイ(北アイルランド)と対戦したミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)だった。このペアリングは、前の組が13番を終えた時点で、ようやく12番パー3のティグラウンドに上がったところだった。13番に設置された巨大モニターには、各組のプレー風景がハイライトで流れるが、たまたまヒメネスがクラブ選びで悩んだり、ラインをじっくりと読む場面が流れていた。

そして、13番に入ったヒメネスは、その風格から歩く姿ものんびりと見えるため、グリーンに近づいたときには「早くしろ」といったブーイングが浴びせられた。しかし、このホールでマキロイがアプローチのミスをし、ヒメネスがバーディを奪うと、そのプレーには惜しみない拍手が送られた。

一方、この日最終18番で選手を待っていたギャラリーは、あやうく選手のプレーを見ずに帰ることになるところだった。全8試合中、7試合が17番までに決着がついてしまったからだ。幸い最終組が18番まで接戦を繰り広げ、ベ・サンムン(韓国)がパーパットを決めて勝利を掴んだ。その瞬間は13番に劣らぬ大歓声がサンムンを包み込んだ。(アリゾナ州マラナ/本橋英治)

本橋英治(もとはしえいじ) プロフィール

1968年生まれ、牡牛座、B型。水泳、柔道、サッカー、野球、ラグビーを経てゴルフと出会う。21歳で購入したアイアンセットにこだわり続け、現在も使用中。ゴルフの魅力に引き込まれ、99年から仕事でも関わることに。取材で全国(たまに海外)を飛び回り、各地の美味しい食事とお酒を堪能している。

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