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2011年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)

全英を戦う“日本ツアー代表選手”

今季の海外メジャー第3戦「全英オープン」が14日(木)、イングランド・ロイヤルセントジョージズGCで開幕した。今大会、出場の日本人選手は藤田寛之石川遼池田勇太平塚哲二河井博大高山忠洋の6選手だが、「ジャパンゴルフツアーのメンバー」ということになると、彼らだけにとどまらない。

昨年度の賞金王キム・キョンテをはじめ、今シーズン活躍を見せているハン・ジュンゴンベ・サンムンら若手韓国人選手のほか、日本通算3勝をマークしているタイのプラヤド・マークセン。また、昨年アジアンツアー賞金王を獲得し、現在は欧州ツアーを主戦場としている韓国の20歳、ノ・スンヨルもその一人だ。日本人選手と外国人選手も合わせると、実に14人。これは昨年と並んで、過去最多の数字だ。

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日本ツアーは「~全英への道~ ミズノオープン」をはじめ、他ツアーに比べても、多くの選手がこの全英への出場枠を争うチャンスに恵まれているという。もちろん平塚やラム・チービン(シンガポール)、カート・バーンズ(オーストラリア)といったように、全英オープンの各地区の予選会を勝ち抜いてきた選手もいるが、彼らとて日本ツアーを代表する選手として周囲の期待を背負い、そういった視線で見られる。

ツアー関係者は「活躍している選手が、どういった資格で、どのツアーから(全英に)出ているかという見方で、そのツアーの評価も変わってくる」と話した。大きな大会における選手それぞれのプレーで、ツアー自体のレベルまで判断される一面もあるという。

ちなみに初日の成績順に日本ツアーのメンバーを並べると、
6T -2 カート・バーンズ(オーストラリア)
6T -2 ハン・ジュンゴン(韓国)
18T -1 池田勇太ノ・スンヨル(韓国)
36T 0 高山忠洋
71T +2 ベ・サンムン(韓国)
107T +4 石川遼
126T +5 藤田寛之平塚哲二河井博大キム・キョンテ
141T +6 プラヤド・マークセン(タイ)、ラム・チービン(シンガポール)、ブラッド・ケネディ(オーストラリア)

以上のように、出遅れた選手も目立つ。スポンサー等の関係もあり、現在はこの“日本ツアー枠”が減らされる可能性は少ないというが、最近は欧州ツアーメンバーの活躍が目立ち、しばしば米国ツアーとの“対立構造”が描かれることもある。世界の注目が一転に集中するメジャー大会は、選手個々のプライドもそうだが、ツアー同士のメンツもぶつかり合う重要な舞台でもあるだけに、それぞれにかかる期待もより一層大きくなってくる。【イングランド・サンドウィッチ/桂川洋一】

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

2011年 全英オープン



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