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恋は順調でも…イ・ボミが対峙する“過去の自分”

「結婚の予定?まだないです。だって家事こなす自信がないし…」と、恥ずかしそうに頬を赤らめたイ・ボミ(韓国)。韓国人俳優イ・ワン氏との交際が発覚してから約半年、二人の関係は順調に進行中だ。その一方で、かつて2年連続賞金女王を戴冠した“絶対女王”のゴルフは影を潜めている。

今年は2016年賞金ランキング1位の資格で得た3年シードの最終年。賞金ランクは現在74位に沈み、苦戦を強いられている状況だ。「ゴルフが楽しいって、胸を張って言える状態ではない。強かった自分のイメージを消せないでいることが、一番苦しい」と胸の内を明かした。『笑顔が消えた』『不調』『引退』…といったネガティブな報道にも、応援してくれるファンや、支えてくれる関係者へ、笑顔だけは絶やさぬよう努めてきた。

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2017年「CATレディース」を最後に優勝から遠ざかり、長いトンネルの出口をいまだに見つけられない状況が続く。「恥ずかしい思いも、悔しい思いもたくさんした。みんなが心配してくれて、良いアドバイスや声をかけてくれたから、今を受け入れて前を向くことができている」

2011年に日本ツアーに参戦。年間7勝を挙げた15年、前半戦から出場試合のほとんどで優勝争いに加わる好調さで、ツアーの主役の座を不動のものとした。注目を浴び続け、上位が目まぐるしく入れ替わる女王争いもリードしたが、「当時は毎週競っている状況だったから毎日が苦しかった」と明かす。不振に陥ることなど予想だにせず、スポットライトを辛くも感じていた当時の記憶をたどり、「もっと楽しむべきだったかもしれない」とも話した。

昨シーズンは賞金ランク83位でキャリアワーストの一年だった。「試合に出たくない。何がどう悪いのか分からない。練習しても意味がない」と、ネガティブな言葉が口をつくこともあった。19年の現在は「当時といまは違う」と、自分で明確に言えることが救いだ。「どう乗り越えるかは分からないけれど、いまできることをやるしかない」。日替わりでつかむ小さな手応えを確信に変えていくため、ただ前向きにゴルフと向き合っている。

2週前のオープンウィークには韓国に戻り、新コーチの指導の下、練習をこなしてきた。そして、その合間を縫い、わずかな時間ながらイ・ワン氏との時間も過ごすことができた、と嬉しそうに明かした。前を向こうとするいまのイ・ボミにとって、その存在が支えとなっていることは表情からも明らかだ。恋もゴルフも、晴れやかにゴールテープを切るため、シーズン後半戦は“過去の自分”と対峙する。(編集部・糸井順子)

糸井順子(いといじゅんこ) プロフィール

某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループで約7年間、全国を飛びまわったのち、現在は社内で月金OLを謳歌中。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

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2019年 資生堂アネッサレディスオープン



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