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「モデルケースになりたい」馬場ゆかりが歩む第2のゴルフ人生

2018/03/29 20:06


◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 初日(29日)◇葛城ゴルフ倶楽部山名コース(静岡県)◇ 6564yd(パー72)

2年前からツアーの予選会に参加せず、年間8試合に限られる主催者推薦だけの出場に絞る馬場ゆかりは現在、企業のコンペに参加するほか、ラウンドレッスンのインストラクターを務めている。

ツアーに専念する生活に区切りをつけた後、所属先のSMBC日興証券のコンペで「もし日程的に問題なければ、インストラクターをやってほしい」とオファーをもらい、チャレンジのひとつとして快く引き受けた。

森永製菓のもつ森永高滝カントリー倶楽部(千葉県)を会場に1日1組限定。プレーフィー込み、昼食付きで3万9000円。2011年に「日本女子オープン」を制したプロが先生として18ホールをともに回る。この仕事を月に5~6回程度行い「ゴルフ漬けの日々に変わりはない。コンペを含め月に20ラウンドくらいしている」。

主催者推薦で今季初出場し、3オーバー43位で初日を終え「ツアーに出ていたときでは気づけないことがたくさんある。ツアーではわたしはかなり年上。でも会社のコンペなどに参加して企業の社長とかにお会いすると、わたしはまだまだ若手だなって。その方たちの価値観など勉強になることばかり」。

ツアーの出場権を失った後も、自らが磨いてきた技術をいかしてお金を稼ぐ。「お客さんも喜んでくれるし、どんどんやっていけたらいいですね」。事実上、ツアーから撤退した先輩プロらにも声をかけている。

「男子選手は一生稼ぐ必要がある。でも、女子選手は人生の幸せを考えたときにずっとツアーに専念することって難しいこともわかる。でも、この仕事ならば、結婚しても出産しても可能。もちろんツアーで精いっぱい頑張って欲しい。ただそこ(ツアー)が厳しくなったときに次に頑張れる場所にしたい」。

夢やぶれた元ゴルファーにとっても「かなり良いはず」という。幼少期からゴルフに人生をかけてもプロの門をたたけるのはごくわずか。さらにシードを確保しツアープロとして生計を立てられる選手は、ほんの一握りなのが現実だ。「何年たってもプロテストに受からない人もいる。でも昔からゴルフをやってきたってことは無駄にしちゃいけない。だって普通のアマチュアの方より上手いんだから」。

今季もQT(予選会)は見送り、推薦をもらえる試合にだけ出る予定だが「ほかの仕事でやっていける人は大丈夫だけど、そういうのが厳しいプロたちにとってのひとつのモデルケースになりたい」と話した。ツアー3勝をほこる35歳にとって、第2のゴルフ人生は始まったばかりだ。(静岡県袋市/林洋平)

林洋平(はやしようへい) プロフィール

1991年、横浜市生まれ、A型。大学卒業後の2015年にGDO入社。チーム内では最年少。トーナメント取材に行くが、自身のプレーは勉強中。当面の目標はドライバーをスライスさせないこと。大のビール党で、出張先の名物で晩酌するのが、ささやかな楽しみ。

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