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目立ちたくないから?“今週は特別”菊地絵理香の微妙な意気込み

大ギャラリーの前でウィニングパットを沈め、満場の拍手に手を上げて応えるシーンは、プロゴルファーなら誰もが抱く夢だろう--。そう思っていたが、違う例が存在した。ツアー初優勝を目指す菊地絵理香がその一人だ。

「もちろん、勝ちたいですよ。でも、あんまり目立つのは嫌なんです。できれば、ひっそり勝ちたいんです」。

プロ8年目の26歳は、昨年プレーオフで2度惜敗した。今年は5戦して3度のトップ10入りと好プレーを続けているが、「優勝」の2文字は微妙に遠い。

世界ゴルフ殿堂入りを果たしているアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)も、ジュニア時代に優勝スピーチをするのが嫌で、わざと2位を重ねたという逸話がある。ソレンスタムの場合、結局は闘争心がそれに打ち勝ち、勝利を重ねるようになったという。菊地もソレンスタムと同じだろうか?

「そんなに欲があるわけでもないんですよね…(苦笑)」

突き詰めたところの本心は分からないが、今週の「スタジオアリス女子オープン」は、世界で注目を集めるゴルフの祭典「マスターズ」と同週に開催され、賞金総額も今季国内女子ツアーでミニマムとなる6000万円。ひそかに優勝するには、絶好の大会ではないだろうか?

「それも狙って、毎年出ているんですけどね(笑)」

皮肉なもので、他の大会で優勝に絡むようになった近年は、予選落ち(2014年)、46位(13年)、51位(12年)で、思いとは裏腹な結果に。だが、今年は首位と2打差の6位タイという“目立たない”絶好の位置で初日を終えた。

「ひっそり行きますよ(笑)」と、この日も足早に会場を後にした。「大丈夫。誰も注目してないから」という言葉が応援になる、実にレアな女子プロだ。(兵庫県三木市/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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