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アジアから世界へ 長~い名前の、インテリ系・タイ出身選手が2位発進

国内男子ツアー「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」が26日(木)、大阪府の茨木カンツリー倶楽部で開幕。片山晋呉が8アンダーの単独首位発進を決める中、2打差の2位にパリヤ・ジュンハサバスディクル(タイ)がつけている。

今年もアジアンツアーに所属するプレーヤーが大挙した共催競技。その中で、ビッグスコアをマークしたのはタイ出身の29歳だ。出だしの1番からバーディ、イーグル、バーディのロケットスタート。2番(パー5)では「絶対に2オンはできないと思って、3番ウッドを握ったら、ピンから4~5メートルくらいに付いちゃった。残り距離?覚えてないよ。だって、届かないと思って、ただ振っただけなんだから」という、なんとも大らかな攻め方でスコアを伸ばした。

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「3ホールで4アンダーになったおかげで、コースが難しいとは思わなかったよ。自分のゴルフができると思って、自信を持ってプレーできた」と、微笑みを絶やすことなくホールアウト。前半の貯金を活かして「65」で回り、トップの片山には及ばなかったものの、後続に4打差をつけて初日を終えた。

アマチュア時代には米国への留学経験がある。バンコク・クリスチャン高校を卒業後、インディアナ州にある名門パデュー大学に進学。ゴルフ部に在籍する傍ら、経営学を学んだ。流暢な英語を話すバイリンガル。ちなみに、パイロットの資格免許も持っているとか。

2008年のプロ転向後、アジアンツアーでは今年6月の「ワールドワイドホールディングス セランゴールマスターズ」を含む通算2勝を誇る。しかし一昨年末、昨年末と「いつかプレーしたいと思っている」という日本ツアーの予選会に挑戦したが、いずれも出場権を得られていない。

だが「この試合で勝つことができれば素晴らしい。いいチャンス」と話すように、この大会の優勝者には日本、アジアの両ツアーのシード権が付与される。そしてアジアンツアーは欧州ツアーとの複数の共催競技があるほか、米国にも接点を持つ。昨年覇者の小林正則が出場した10月の「CIMBクラシック」(マレーシア)は、今年からPGAツアーの賞金ランキングにも加算されるトーナメントとしてスケジュールに組み込まれた。

多くのプレーヤーが、ジョイントイベントならではの“特典”を虎視眈々と狙っている。(大阪府茨木市/桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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2013年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン



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