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地を泳ぐパター 「イップスの傾向」堀川未来夢の苦悩

2021/11/06 18:46


◇国内男子◇マイナビABCチャンピオンシップ 3日目(6日)◇ABC GC(兵庫)◇7217yd(パー72)

あの悪魔のような感覚は、アドレスに入ったとたんに襲ってくる。「打つ前にわかるんです。『これは出る』、『これは出ないぞ』っていうのが」。プロ入り前からパッティングを武器にしてきた堀川未来夢はここ2年、グリーンで時折顔を出す強烈な違和感と闘っている。

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「イップスの傾向」という症状を認識したのは2年前、ツアー初優勝(日本ツアー選手権 森ビル杯)を挙げた年の最終戦「日本シリーズJTカップ」だった。勝負どころでパターの動きがスムースでない。「右手に意図しない動きが出る。ブレーキをかけるような感じだったり、水中で打っているような感じだったり、フェースをグラグラさせているようだったり」。テークバックからフォロースルーまで、わずか数十cmの動作の記憶がプツリと飛んでしまう。カップ1つぶん外れてしまう1mの上りのパットを見ては、天を仰いだ。

試したパターは今年に入って10数本。呼吸法に、リズムに。あらゆる対策を施してきたつもりだ。「ボールへの目線の持っていき方を変えたり、あえて(視線の)ピントを合わせずに打つとか。グリップのプレッシャー、テークバックで使う筋肉を変えたり。やれることはかなりやってきた」と明かす。それが「練習でうまくいくものが、試合でできるかどうか。さらに試合で緊張した場面でできるかどうか」と階段を上っては下る、の繰り返しだ。

「まだ明確ではないので内緒」という新たな取り組みが、前週あたりから奏功しているという。予選2日間はいずれも「70」。3日目に「63」を出して13アンダーの首位に浮上した。

「フィーリングがかなり良い。打感を感じられている。15番は2mのチャンス。ラインがわからず、フックだろうと読み、カップ内の右側を狙って、最後にスライスして外れた。そこに納得できた」。9バーディを奪いながら、手ごたえを感じられたのは、決められなかったパット。スピードから何からすべて、外れた理由をきちんと把握できたことがうれしかった。

困ったときの対策は「いつも3つくらい」頭に入れてプレーしている。目の前にあるツアー2勝目には「そこは気にしていない」と意識はない。口にした願いはひとつだけ。「このまま治せれば、うれしい」――。(兵庫県加東市/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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