中長尺パター論争 藤田、石川、片山の目
欧州ツアー「シスコ世界マッチプレー選手権」プレビュー
息子のベン君誕生のため、「ダンヒルリンクス選手権」を欠場したアーニー・エルスが欧州ツアー「シスコ世界マッチプレー選手権」で試合に戻ってくる。開催地となるウェントワースに自宅があることと、この大会で3度優勝を果たしたので第2シードを得ることができた。諸々の理由が出場の動機付けとなった。
アーニー・エルス
「94年から3年連続で優勝したが、それから随分時間が経っているし、勝った時の感覚を思い出せるか不安だ。でもここでは良くプレーしているのでホームコースのようなもの。自信はある」
同じ南アフリカ勢のレティーフ・グーセンも第3シードを得て、1回戦は戦う必要がない。今までこの大会では良い結果を残していないが、そんな悪い思い出を払拭できるだろうか?
レティーフ・グーセン(現在欧州ツアー賞金ランキング1位)
「過去2回の出来栄えは最低だったから、今回は決勝まで残りたい。マッチプレーは全てのホールが勝負でシーソーゲームになるし好きだ。ギャラリーも楽しいと思う」
グーセンが2回戦で対戦するのは、この大会初参戦となるジャスティン・ローズと、2度メジャーを制したビジェイ・シンのマッチの勝者である。
ジャスティン・ローズ
「大事なのは勝てると信じて自分のベストを尽くすこと。1番ティで相手に睨みを利かせるくらいのことをしなければダメだ」
ビジェイ・シン
「ここはジャスティン(ローズ)の故郷だから、ギャラリーも彼を応援するだろう。でも私はそんなことに惑わされない」
もうひとりの初参戦者は、カナダのマイク・ウィア。対するは、世界ランキング7位のパドレイグ・ハリントン。
マイク・ウィア
「ストロークプレーは自分との戦いだが、マッチプレーは相手の出方を見ていなければならない。どこで攻撃に出られるのか、そのチャンスを見極めなければならない」
パドレイグ・ハリントン
「優勝に手が届きそうで届かないというフラストレーションがたまる一年だった。しかしライダーカップの優勝や、その直後に優勝も果し、やっと自分にスポットライトが当たる時期がきた。この調子を維持して波に乗りたいから、この試合に負けるわけにはいかない」
*「シスコ世界マッチプレー選手権」は初日から最終日まで「ザ・ゴルフ・チャンネル」で衛星生中継予定