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スコットランド新設リンクスコースの傑作、キャッスル・スチュワート

バークレイズ・スコティッシュオープンの会場から

ゴルフ発祥の地スコットランドの北部、ハイランド地方の首都インバーネス。インバーとは、スコットランドゲール語で「河口」を意味する。実際この街は、ネッシーで有名なネス湖につながるネス川の河口に位置している。2011年のバークレイズ・スコティッシュオープンは、1996年以来の会場であったロック・ローモンドから、このインバーネス郊外(市内から車で約15分)のキャッスル・スチュワート・ゴルフリンクスに舞台を移した。ロック・ローモンドがパークランドコースであったのに対し、キャッスル・スチュワートはスコットランドにつきもののリンクスコース。オープンしたのは2009年と非常に新しいコースだが、オープン後瞬く間に世界中で最も素晴らしい新設コースと絶賛されるようになった。スコットランド屈指の名門コース、キングスバーンズを手がけたアメリカ人設計士マーク・パーシネンと、同じくアメリカ人のジル・ハンスの共同作である。

フロントとバックのそれぞれ最初の3ホールがモーレイ湾に面し、対岸のブラックアイル半島がよく見える。どのホールにも絵はがきになりそうな美しい景色が待っている。そしてフェアウェイやグリーンを縁取るように生え茂る金色の草は、まるで風になびくライオンのたてがみのよう。フロントとバック両方で最終ホールがアールデコ建築のクラブハウスに戻って来るコースレイアウト。ほとんどのホールはフェアウェイが幅広くオープンになっているが、海からの気まぐれな風が強敵。そして一段高い位置に設定された、いわゆる砲台グリーンが多く、グリーンを外すとボールは深い谷間やラフ、砂浜に転がり落ちてしまう。特に手ごわいとされているホールは、3番(306ヤード、パー4)、6番(568ヤード、パー5)、13番(444ヤード、パー4)そして17番(226ヤード、パー3)と18番(607ヤード、パー5)。 3番ホールは、一見ドライブでグリーンを狙ってイーグルやバーディを取れそうなホールだが、一歩間違うととんでもないことになる。ここの砲台グリーンは比較的平らだが、非常に正確なドライブが要求され、右に行き過ぎてしまえばモーレイ湾。左側には深い谷。小さく細長いグリーンの左右を大きなバンカーが取り囲む6番ホールは、セカンドショットの正確さが決め手。13番ホールはシャープな右ドッグレッグ。ティから見えるフェアウェイは広大だが、ここのティショットは左に打ったほうが、セカンドでやや高めのグリーンを狙いやすい、などなど。。。じっくりと戦略を練らねばコースにやられてしまう。

さすがに全英オープン前週ということで、この挑戦的な新しい会場には世界ランキングトップ10プレーヤー5名(ルーク・ドナルドリー・ウェストウッドフィル・ミケルソン、マット・クッチャー、グレーム・マクドウェル)をはじめ、世界の強豪たちが顔をそろえている。そのなかには、アイルランドのパドレイグ・ハリントンもいる。ハリントンは、全英オープンの前週はリンクスコースでしかプレーしたくないという理由で、ロック・ローモンドで開催されていたこの大会に長年出場していなかった。5日火曜日の練習ラウンド後のインタビューでは、「キャッスル・スチュワートがいかに素晴らしい新設リンクスコースかといううわさは何度も耳にしていたが、実際プレーしてみると、期待をはるかに超える傑作コースだ。同じホールでも、さまざまな攻め方が考えられる。」と語っている。他にも、アーニー・エルスや地元スコットランドの名士コリン・モンゴメリーなどの豪華な顔ぶれに、ゴルフ通の多い地元のファンは大歓喜。

ところが実は、とんでもないハプニングも起こっている。スコティッシュオープン2004年大会を制覇しているフランスのトマ・ルベは、先週母国のナショナルオープン、アルストム・オープン・ド・フランスで輝かしい勝利を勝ち取ったが、表彰式の後のお祭り騒ぎの中、会場ゴルフ・ナショナルの18番グリーンを取り囲む池に飛び込んで右足を骨折し、急きょスコティッシュオープンを棄権せざるを得なくなった。来週の全英オープン出場もほぼ無理と見られている。

火曜日に初の練習ラウンドで18ホールを回った平塚哲二選手は、コースの感想を次のように語った。「コースは景色がすごく綺麗で、気持ち良くプレーできそうなんですが、風が結構キツイ。そしてフェアウェイは広くてティショットが打ちやすいのですが、セカンドからグリーンを狙うには、砲台グリーンが結構多いので、グリーンを外してしまうとすごく厄介ですね。いろんなクラブを使ってアプローチしないといけないような感じになると思います。でも風だけしっかりカバーすれば、距離もそれほど長くないコースなので、いいスコアが出せるかなっと思うんですけどね。フェアウェイも非常にコンディションが良いので、ボールがコロコロと転がって行きますよ。特にグリーン周りが本当に全英オープンに似てる感じで、とても良い準備になります。」

この大会に出場するもう1人の日本人プレーヤー、藤田寛之選手はまだこのコースを回っていない。ぶっつけ本番ではなかなか厳しいだろうが、藤田、平塚両選手の健闘を祈りたい。

あとは天気がどうなるか。。。現在のところ、今週の天気予報は木曜日から最終日まで雨、雨、雨、そしてまた雨。気温も17度前後と肌寒い。それに加えて海からの風で、さらに過酷なコンディションが予測される。しかし、これこそ本場スコットランドゴルフの醍醐味(だいごみ)なのかもしれない。

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