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2007年欧州男子ツアープレビュー 唯一の日本人プレーヤー、手嶋多一に注目が集まる

2007年度の欧州ツアーは、「ヨーロピアンツアーインターナショナル」と名称を変更し、グローバルに展開する。2006年の47試合から賞金ランキング対象試合は51試合と4試合増加。9月末には、英国・アイルランド連合対ヨーロッパの対抗特別試合、「セベトロフィー」も予定されている。まだ賞金総額を発表していない試合が多く、最終的な年間賞金総額の数字は現時点で不明だが、新設試合「ポルトガルマスターズ」は300万ユーロ(約4億5千万円)など賞金の大きい大会も増えているので、過去最高額になることに間違いはないだろう。

2006年11月に中国で開催された「HSBCチャンピオンシップトーナメント」を皮切りにスタートしたツアーは、2006年内に6試合消化している。共同主管として他のツアーとも積極的に展開してきた欧州ツアーは、南アフリカ・サンシャインツアー(3試合)、オーストラレイジアツアー(3試合)、アジアンツアー(10試合)と、欧州以外の区域での開催も目立つ。 51試合という数字には、4大メジャーと3つの世界ゴルフ選手権も含まれている。欧州ツアーのシード選手の規定試合義務数は11試合。アメリカPGAツアーの出場義務試合数は15試合となっている。

11月末、ツアー最終予選会を見事に通過し、17位タイという成績で出場権を獲得した手嶋多一の活躍が楽しみとなる。予選会からだと、1996年の秋にツアーカードを取得して3年間戦った友利勝良や、2003年秋に通過して1年半ツアーを戦った佐藤信人に次いで3人目。手嶋は、アメリカに留学した経験もあり語学的には問題はない。日本ツアーでは2010年までの複数年シードを確保している。ツアーメンバーとしてのデビューは、タイガー・ウッズがディフェンディングチャンピオンとして参戦する2月の中東「ドバイデザートクラシック」、または翌週の「メイバンクマレーシアオープン」となると予想される。手嶋は欧州ツアー専念という形ではなく、日本ツアーにも出場する予定ということだが、海外で活躍する数少ない日本人ツアープロ、手嶋多一に注目しよう。

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