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2022年 マイゴルフライフオープン
期間:03/10〜03/13 場所:ピーカンウッドG&CC(南アフリカ)

「いま僕はココにいます」Vol.137 南アフリカ編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・28歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、キャリアで巡った国と地域の数は実に70に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、ヨハネスブルグにいます。

今週の欧州ツアー(DPワールドツアー)は「マイゴルフオープン ホステッド バイ ピーカンウッド」。南アフリカのピーカンウッドG&CCで開催されます。ナイロビでの「マジカル ケニアオープン」を終え、約4時間の直行フライトで到着しました。

来週の「ステインシティ選手権」もヨハネスブルグ郊外のコースが会場となるため、この2週はレンタカー移動です。アフリカで運転というと、日本ではたびたび「赤信号でも停車してはいけない」なんて注意されることもありますが、危険な地域を除けば基本的には問題ありません。僕はネット予約でレンタル。今週は大会関係者用の移動用車両が用意されていないため、選手のほとんどが同じ要領のはずです。

南アフリカは昨年の12月、新型コロナウイルスのオミクロン株が拡大したことで、緊急帰国を余儀なくされたとき以来の入国になりました。期間中に過ごす宿が、久々にローカル感満載です。大自然にある、年季の入った外観のホテルというか、コンドミニアムというかロッジというか…。

部屋のバスルームはユニットタイプで、シャワーを浴びると、トイレも洗面台のエリアもぜんぶ水浸しになります。そのため毎回、足ふき用のマットで拭いて、絞って、を何度も繰り返すことに。ちょっと機能的とは言えませんが、費用は1泊1万円と必ずしも安くはありません。ただ、今年に入って僕は中東、タイ、ケニアで比較的ラグジュアリーなホテルにばかり泊まっていたので、これはこれでOK。こういう週があってもいいかな(と思っている自分がちょっと怖い)。

そうは言っても、僕にとって南アフリカは快適で過ごしやすい国のひとつです。安全面を心配されますが、現地の方も明るくて親切な方が多いという印象。ごはんもおいしくて、サファリが近くにあったり、なにせ天気が良いのがありがたく感じます。

今大会のコースはジャック・ニクラスによって設計されました。“帝王”のデザインらしく、フェアウェイが広々としていながら、グリーンに向かってタイトなホールがいくつもあります。クラブハウスの前に広がる練習場は圧巻です。

南アフリカにはスター選手が多く、歴史的にトッププレーヤーも訪れていたこともあって、ゴルフ場のクオリティが高いのもこの国ならでは。たしかに日本からは遠いのですが、来てしまえば、ゴルファーにとっては天国のような環境で、“ゴルフ合宿”にも最適でしょう。この連載をご覧になってくださる皆さまには、ぜひ良いイメージを持っていただけたらうれしいです。

開幕前日はプロアマ戦の“補欠選手”として午前7時前にコースに到着しましたが、大雨でいったん宿に帰ることに。そのまま中止になったため、雨が上がった午後にコースに戻ってインコースをチェックしてきました。今週も楽しみながら頑張ります。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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