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2015年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/13〜08/16 ウィスリングストレイツ(ウィスコンシン州)

ウィスリングストレイツでデイが勇躍

「全米プロゴルフ選手権」はジェイソン・デイが2打差の単独首位で最終日を迎える展開となった。とは言え、デイはメジャー初制覇を遂げる上で、強者ぞろいの後続集団から逃げ切らなければならない。

豪州のデイは、ドラマチックな展開となった3日目を1イーグル、8バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「66」でラウンドし、通算15アンダーまでスコアを伸ばした。しかし、後半を「30」でラウンドしてこの日のスコアを「65」としたジョーダン・スピースは、デイを凌ぐパフォーマンスを見せた。

「マスターズ」と「全米オープン」を制しているスピースは、史上3人目の同年メジャー3勝という偉業を懸け、日曜日はデイと最終組でラウンドすることになった。

スピースと1打差で、3日目を「68」でラウンドしたジャスティン・ローズ、この日のベストス
コアとなる「64」をマークしたブランデン・グレースがつけている。

メジャーではここ11大会中6大会でトップ10入りを果たしているデイは、今度こそ最後の一線を越える上で必要なものを持ち合わせていると自信をのぞかせた。

「3ラウンド全てで素晴らしいプレーができたし、このままプッシュし続け、全力を出し切らなければならい。明日はただ100パーセント出し尽くすだけだよ」とデイ。

「全体的には、とにかく前に進み続ける能力と、自分に対する辛抱強さには自信を感じている」

出だし5ホールは3バーディ、2ボギーと出入りの激しいゴルフを展開したデイは、9番から6ホール連続3打でホールアウトし、この間スコアを6つ伸ばしたが、15番のダブルボギーで勢いがそがれるかに見えた。

しかしながら、断固たる意志の持ち主であるデイは、17番でバーディを奪い、わずかながら余裕を築くことに成功した。

一方、スピースは1番でバーディを奪ったが、その後はスコアを伸ばせない中、周囲が着々とスコアを伸ばしていたこともあり、前半終了時点では優勝争いから脱落したかに見えた。だが、11番から3ホール連続でバーディを奪って再びリーダーボードを駆け上がった。

上がり3ホールを3連続バーディで締めくくったスピースは、ベン・ホーガンとタイガー・ウッズと肩を並べるべく、2015年のメジャー3勝目を懸けて日曜日の最終ラウンドをプレーすることになった。

8バーディ、ノーボギーで3日目をラウンドしたグレースは、2010年にこの地で栄冠に輝き、この日は「65」とみごとなスコアで通算11アンダーまで伸ばして一躍優勝戦線に名乗りを上げたマルティン・カイマーと同組で、プレーした。

「ようやく米国でプレーするコツをつかんだと思う」と語るグレースは、チェンバーズベイで開催された今年の「全米オープン」で4位タイに入っている。「ここでプレーするのは夢だからね。素晴らしいゴルフができていると思うよ」。

「全米オープンはこの大会に臨むにあたって良いものとなったし、全英オープンでさえも自信を得る上では良い大会になったんだ。自分がこの環境で、そしてこのプレッシャーの掛かるなかでもプレーできるということが分かったからね」

「とにかく興奮しているよ。再びチャンスが巡ってきたんだ。僕らはこのためにプレーしているのだからね。僕らは皆、メジャーでの勝利に近づくチャンスを作り出すべくプレーしているわけで、皆同じ目的でここにやって来たんだよ。僕らはこの大会を勝ちたいんだ」

「明日はとにかく出て行ってプレーするだけだよ。笑顔で1番ティへと出て行き、その笑顔が一日中続くといいね」

ローズは最終ホールでボギーを叩いたことにより、7バーディを奪ったラウンドの輝きに一点の染みをつけてしまう格好となった。なお、前日に引き続き4番でダブルボギーを叩いている。

「4番でいくらか損をしているから、明日はあそこをなんとかできれば大きな助けとなるね」と2013年の全米オープン王者は語った。

「唯一苦味を味わったのは18番でのボギーだったね。いいティショットを打って、7番アイアンで狙いにいったんだ。丁度いいクラブだと思ったのだけど、風を見誤ってしまい、ショートしてしまったんだ。でも、今日の自分のしぶとさには満足しているよ」

「明日はもう少しゆったりとプレーできるね。首位で寝床に就いたり、何かにストレスを感じたりしなくていいという贅沢ができるわけだから」

「明日は、失うものは何もないというメンタリティで臨めるんだ。風が強いと明日はトリッキーになるね。そういうのはリードを守って前進し続けるには難しい環境だし、後続の選手は追いつく上で良いプレーをできるようになるんだ」

トニー・フィナウマット・ジョーンズはともに通算10アンダーの6位タイにつけている。ダスティン・ジョンソン、「メイバンクマレーシアオープン」と「ヒーローインドオープン」を制し今季欧州ツアーで2勝を挙げているアニルバン・ラヒリの2人は首位から6打差で最終日をスタートする。

ブルックス・ケプカジョージ・クッツェーは通算7アンダーとし、チャール・シュワルツェルとディフェンディングチャンピオンで世界ナンバーワンのロリー・マキロイはされに1打差につけている。

足首の負傷のため、6月の全米オープン以来の大会復帰となったマキロイは、自身のカムバックには満足しているものの、日曜の午後に優勝を狙うには少し差があり過ぎることを認めた。

「現実的なゴールと目標を定めるのが全てだね」とマキロイ。「バックナインの状況から、今日のラウンドが終了するときの首位のスコアが通算14か15アンダーになるのは分かっていたんだ。そうなれば僕は首位とは8打差になるわけだからね」。

「脳裏にはまだチャンスはあるという考えはよぎるものだよ。自分の競争的な本能がそう考えさせるんだ。でも現実的に見れば、明日は今週の自己ベストスコアを更新したい、というところだね」

「木曜と金曜は少し行き詰まっている感じだったけれど、今日は間違いなく進歩したし、明日もこの進歩を続けたいところだね」

「もしそれができれば、今週は全体的に見れば多少の成功は収めたと言えるね。望んだ通りの成績ではないけれど、ここからプラス面を見出して、次へと進むことができるんだよ」

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