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2014年 WGCブリヂストンインビテーショナル
期間:07/31〜08/03 場所:ファイヤーストーンCC(オハイオ州)

ガルシアをかわしたマキロイが世界の頂点に返り咲く

2週間前にセルヒオ・ガルシアを抑えて「全英オープン」で優勝を飾ったロリー・マキロイが、またしても「ライダーカップ」のチームメイトであるガルシアを打ち負かし、自身初となる世界ゴルフ選手権のタイトルを手にすると共に、公式世界ゴルフランキングの頂点に再び君臨することになった。

3打差の2位で「WGCブリヂストンインビテーショナル」最終日を迎えたマキロイだったが、その差を5ホールの内に2打差のリードに変えることに成功すると、その後はガルシアも盛り返しを見せ、両者が並んでファイヤーストーンCCのバックナインを迎える展開となった。

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第2ラウンドではバックナインを僅か「27」で回り、「61」のコースレコードに並ぶスコアを出したガルシアだったが、2日後に同じバックナインを終えて頂点に立っていたのは、最終日を「66」でラウンドし、スコアを通算15アンダーまで伸ばした25歳のマキロイだった。

この大会でアダム・スコットがトップ5入りを果たせなかった為、来週にはバルハラGCで今季メジャー最終戦の「全米プロゴルフ選手権」が開催されるというこのタイミングで、マキロイは2013年3月以来となる世界ナンバーワンの座に返り咲くことが決まった。

始めの3ラウンドでは16のバーディを奪ったガルシアだったが、最終日はバーディを1つ奪うに留まり、この日を「71」でラウンドして通算13アンダーで大会を終えた。

「今週、最も誇らしく思うのは、あの『全英-』の直後にこうしたパフォーマンスを発揮できたところなんだ」とマキロイ。彼は2003年にこの大会を制したダレン・クラーク以来、ヨーロッパ勢としては2人目の大会覇者となった。

「気を抜くようなことはしたくないと思っていたし、シーズンの終わりまでこの調子を維持したいと思っている」。

「1年で最も好きな大会の一つで、このようなパフォーマンスが発揮できてとても満足している」。

オープニングホールではドライバーをラフに打ち込んだマキロイだったが、木々の合間を縫う低い弾道のスーパーショットでピンそば1メートルをつけてバーディを奪った。一方長いパットを残したガルシアはそこから2パットのパーで最終日をスタートした。

パー5の2番で2オンに成功したメジャー3勝のマキロイは、ロングレンジから2パットでバーディを奪うと、続く3番でもバーディを奪い、このホールでガルシアがボギーを叩いた為、両者の順位が入れ替わった。しかし、このホールにはまた別のストーリーが用意されていた。

ガルシアがティショットのドライバーを大きく曲げてギャラリーの中へ打ち込んだ際、ボールがある女性の指に当たり、婚約指輪からダイヤモンドがはずれてしまったのである。ガルシアはその女性にサインボールを贈り、グリーンをオーバーした2打目を放った後にその女性の連絡先を訊いた。

幸いにも、落ちたダイヤモンドは素早く回収されたものの、ガルシアはパーセーブに失敗し、対するマキロイは2.5メートルのパットを沈め、3ホール連続バーディを奪った。

その後、マキロイは5番でも1.5メートルのバーディパットを沈めた為、最終組の2人の間には5ホールで5ストロークの差がついたことになり、これにより北アイルランドのマキロイは2打差の首位に立つことになったのである。

流れを変えるため、何かを起こさなければならないガルシアだったが、それは図らずも8番で起こった。マキロイがドライバーのティショットをラフへ打ち込み、更にそこからの第2打をガードバンカーへ入れてパーセーブに失敗したのである。

するとガルシアは9番で4.5メートルのバーディパットを決め、同じホールでマキロイが2メートル足らずのバーディパットを決め損なった為、再び首位に並ぶこととなった。

これにより、両者共に通算14アンダーとしてバックナインを迎える展開となったわけだが、マキロイが11番で2.5メートルのバーディパットを決め、ガルシアがそれより僅かに近い位置からのバーディパットを外した為、マキロイが再び単独首位に立って勝負は終盤を迎えた。

そして、パー3の15番で勝負を決定付ける場面が訪れた。ガルシアがティショットをグリーン左側のラフへ外してしまい、バンカー越えのピンに寄せるのがほぼ不可能なピッチショットを強いられてこのホールをボギーとしてしまったのである。

これにより、残り3ホールでマキロイが2打差の首位となり、更に17番でガルシアがピンそば3メートルにつけるバーディチャンスをふいにしたことにより勝負を決した。

最終日は雨によりコースが柔らかくなる中、好スコアが続出する一日となり、メジャー5勝のフィル・ミケルソンは10バーディ、2ボギーと猛チャージをかけ、8アンダーの「62」でホールアウトしている。

ここまで4大会連続で予選落ちの憂き目を見ていたイングランドのリー・ウェストウッドにとっても良い一日となり、41歳の彼は最終日を「63」でラウンドした。

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