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2016年 ボルボ中国オープン
期間:04/28〜05/01 場所:トップウィンゴルフ&CC(中国)

ハードワークが実ったオットーが中国で首位発進

「ボルボ中国オープン」初日を見事9アンダーの「63」でラウンドして単独首位に立ったヘニー・オットーが、自身のハードワークが報われたことに喜びを見せた。

2104年の「71°イタリアオープン」でヨーロピアンツアー3勝目を挙げた南アフリカのオットーだったが、その後は調子を維持するのに苦しみ、今季はトップ10入りが一つもなく、予選通過はわずか2回に留まっている。

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しかし、木曜に1イーグル、7バーディとすばらしいラウンドを展開し、今季2度目の60台をマークしたことにより、オットーは2位につけるオーストリアのベルント・ヴィースベルガーに2打差をつけ、単独首位に立った。

ヨーロピアンツアーを初めて開催するトップウィンG&CCが風の穏やかだった早い時間帯にスタートした選手たちに味方するなか、オットーはショートゲームに冴えを見せ、幾つか大きなパットを決められたことに喜びを見せた。

「今日は良いプレーだった」とオットー。「最初のホールで良いパーセーブがあり、あれで勢いに乗れたと思う。あの後は、ホールの近くに打って行くことができたね。30パットを切ることができたよ」。

「(ここのグリーンは)然るべき場所に乗せる必要があるけれど、今日の僕はそれを実践したんだ。近くに寄せることができ、それが大きな差となったね。パッティングにはハードワークを積んできたから」。

「良いゴルフコースだね。グリーンは我々の慣れ親しんだ感じではないけれど、南アフリカにも同じ種類の芝で、同じような傾斜のグリーンのコースも幾つかあるから、すぐに適応することができたよ」。

「これまでも良いプレーはできていたのだけど、パッティングが良くなかったんだ。これまでパッティングの練習に励んできたのが結果として出たね」。

「毎週、常に良い精神状態で臨んでいたのだけど、パッティングで気落ちしていたんだ。今日はそこが上手く行ってくれたね」。

オットーにとってこの日のハイライトは彼にとって17ホール目にあたる8番でのチップインイーグルであり、39歳の彼は2打目を然るべき場所へ落としたことにより、チップインを決めたショット自体は難しいものではなかったと明かした。

「右側に打って行けば、上りの易しいチップショットが残ることは分かっていたんだ」とオットー。「あの場所へ着くと、ラインが見えたので、ピッチアンドランでそのラインに乗せるようにしたらボールが吸い込まれたんだ」。

10番からスタートしたオットーは、11番、15番、そして17番でバーディを奪って後半へ折り返すと、そこから更に勢いに乗り、2番、3番、5番、そして7番でバーディを奪って続く8番でのチップインへと繋げた。

前半を「33」としたヴィースベルガーは、11番から3連続バーディを奪ってオットーを脅かす存在となったが、14番のボギーで勢いが鈍ることとなった。とは言え、彼は15番と最終ホールでバーディを奪う見事なバウンスバックを見せている。

6アンダーの3位タイグループには、フランスのグレゴリー・ボーディ、スウェーデンのピーター・ハンソン、フィンランドのローペ・カッコ、そしてパラグアイのファブリシオ・サノッティがつけている。

カッコは6バーディ、ノーボギーで初日をラウンドし、一方、ハンソンは3番と6番でバーディを奪うと、8番ではイーグルを奪い、後半は11番と15番でバーディを奪う初日となった。

6番でホールインワンまであと一転がりというショットを放ったサノッティは8つのバーディを奪う「66」で初日をラウンドし、10番スタートのボーディは7バーディのうちの6つをフロントナインで奪うゴルフを展開した。

5アンダーには目下好調のオランダのユースト・ラウテン、スウェーデンのアレックス・ノレン、そしてスペインのボルハ・ビルトアスタディーロがつけており、更に1打後方には12人が並ぶ大会初日となった。

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