藤田寛之、片山晋呉が決勝Rへ 首位はエドバーグら2人
2016年 トゥルータイランドクラシック
期間:03/10〜03/13 場所:ブラックマウンテンGC(タイ)
タイでユーラインが首位発進
ピーター・ユーラインが「トゥルータイランドクラシック」初日に今季の自己ベストをマークし、1打差の首位に立った。
ゴルフコースから1週間遠ざかっていた米国のユーラインは、錆びついたところを全く見せず、初日を8アンダーの「64」でラウンドして、2位につけたペレ・エドバーグに1打差をつけた。
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ヨーロピアンツアープロパティーの一員となったブラックマウンテンGCと提携しているスウェーデンのエドバーグは、勝って知ったるホアヒンのコースの出だしから15ホールを9アンダーで回り、一時は単独首位に立った。
しかし、上がり3ホールで2つのボギーを叩いたことにより、ユーラインに首位を譲る格好となった。なお、ユーラインは直近の欧州ツアー出場となった「ISPS HANDAパースインターナショナル」でも初日首位に立っている。
手首の負傷からの復活を期す26歳のユーラインにとって、オーストラリアでの4位タイは2大会連続のトップ10入りとなり、先週プーケットで束の間の休息を取った彼はリフレッシュして今大会に臨んでいる。
「先週は良い休暇だったね。全くクラブを触らなかったのだけど、とても良かったよ」とユーライン。「僕は準備をしないでここへ来たんだ。まっさらな状態で、新鮮なスタートを切るためにね」。
「月曜、火曜、そして水曜とショットが悪かったからちょっとしょげていたんだ。だから、今日はこういうゴルフができた良かった。ひとたび大会が始まれば、僕はリラックスできたね」
「オーストラリアの後に自宅へ帰らず、こっちにとどまっていて良かったよ」
10番からスタートしたユーラインは出だしの2ホールで連続バーディを奪うと、12番でボギーをたたいたが、13番でバーディを奪い返し、16番と17番でもバーディを奪って、前半を「32」として後半へ折り返した。後半に入り、1番、2番、6番、7番でバーディを奪ったユーラインは、昨年、北アイルランドのマイケル・ホーイが記録したコースレコードに並んだ。
「嬉しいね。パットが良かったのだけど、こうしてパットの好調が続いているのがいいね。ウェッジもアイアンショットも良いのがあったね。良いラウンドだったよ」とユーライン。
エドバーグも同じく10番からスタートし、前半を「30」とした。彼は12番から3連続バーディを奪うと、16番からは5連続バーディを奪い、一気に首位をとらえた。
5番ではバーディパットがカップの縁に嫌われたが、続くパー5の6番でバーディを奪ったエドバーグだったが、7番と最終の9番でボギーをたたいたことにより7アンダーに後退した。
エドバーグの1打差にはスコットランドのスコット・ジェイミソンとスペインのハビエル・コロモがつけている。
ジェイミソンも16番から5連続バーディを奪い、その他に6番でもバーディを奪ったのに対し、コロモは1番、6番、7番、11番、17番、18番でバーディを奪った。
5アンダーには地元タイのパリヤ・ジュンハサバスディクルとプラヤド・マークセン、イングランドのガリー・ボイドとロバート・ディンウィディー、ウェールズのリース・デイビース、台湾の謝繼賢、米国のデビッド・リップスキー、南アフリカのショーン・ノリス、スコットランドのサイモン・イェーツがつけている。
パー3の3番で、今季欧州ツアー通算11個目のホールインワンを達成した豪州のジェイソン・スクライブナーは、初日をイーブンパーの「72」でラウンドした。