コルサーツが首位 地元イタリアのF.モリナリは2打差追う
2015年 イタリアオープン
期間:09/17〜09/20 場所:ミラノGC(イタリア)
復調のコルサーツがイタリアで首位発進
「イタリアオープン」初日はノーボギーの「63」でラウンドしたニコラス・コルサーツがリーダーボードのトップに立つ展開となり、コルサーツは自身の苦労が実を結んだことに喜びを見せた。
ベルギーの飛ばし屋は14番から3番ホールにかけて8連続バーディを奪い、8番でもバーディを奪って初日を9アンダーとし、フランチェスコ・モリナリ、シブ・カプール、そしてクリストファー・ブロバーグに2打差をつけて首位に立った。
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コルサーツは2012年の「ボルボワールドマッチプレー選手権」以来優勝から遠ざかっており、今季はトップ10入りを果たしたのが2回のみと、「レース・トゥ・ドバイ」は目下100位に沈んでいる。
しかし、メダイナで「ライダーカップ」の英雄の一員として活躍したコルサーツは、彼のゴルフが完調に近いところまできていることを強調し、初日のラウンドで物事が実を結んだことに喜びを見せた。
「もう随分と長いこと調子は良かったし、全てがかみ合ってこういうラウンドをプレーすることを待っていたんだ」とコルサーツ。「きょうは最高だったし、変化するために積んだ練習が実を結んだのが良かったね」。
「コースは距離が長くないし、バックナインは良いスコアを出し易いから、あそこで良いスコアを出したのが僕だけだったら驚いていたところだったね。優勝スコアはすごい好スコアになると思うけど、それも良いんじゃないかな。ほとんどのギャラリーはバーディやイーグルを見るために来ているんだからね」。
32歳のコルサーツは、9連続バーディのチャンスを手にするも、4番では4.5メートルのバーディパットが思ったほど曲がらなかった。
きょうはプリファードライでプレーが進行したため、コルサーツの記録は公式のものとはならないが、彼はヨーロピアンツアー史上、8連続バーディを決めたわずか11人目の選手となった。
「公平に言って、簡単な感じがしたね」とコルサーツ。「僕らは好調の波に乗る感触を知っているけれど、6連続バーディを奪うまで、何連続でバーディを奪っているのか気がつかなかったんだ。そして、それ以降、数えるようにしたんだよ」。
「実際のところ、9連続バーディも狙えたのだけど、パットが最後のところで変に弾んでしまい、ラインから逸れてしまったんだ」。
「きょうは全てのホールでバーディが狙えるような感じだったね。確か本当に長いパットは1回だけで、後は全部決めてもおかしくないパットだったけど、こういう一日もたまにはあるものだよ」。
地元期待のモリナリも10番からスタートし、12番、14番、16番、そして17番でバーディを奪い、前半9ホールを4アンダーとした。後半に入り4番でバーディを奪ったモリナリは続く5番でボギーを叩くも、上がり3ホールで連続バーディを奪い、7アンダーで初日を終えた。
カプールはフロントナインを3バーディ、1ボギーの2アンダーとして後半へ折り返すと、12番から4連続バーディを奪い、最終ホールでもバーディを奪ってモリナリ、ブロバーグに並んだ。
スウェーデンのブロバーグは13ホールを終えた段階では4バーディ、2ボギーの2アンダーとしていたが、そこから5連続バーディを奪い、一気に7アンダーまでスコアを伸ばした。
力強い締めくくりを見せたベルント・ウィスベルガーは初日を6アンダーの「66」でラウンドし、混戦のリーダーボードの5位タイにつけている。
「アルストム・オープン・ド・フランス」王者のウィスベルガーはフロントナインで3つのバーディを奪うも、10番でボギーを叩き、14番へ差し掛かったときには、そのままスコアを伸ばせずに終わるかに見えた。
しかし、ウィスベルガーはそこから2バーディ、1イーグルを奪った。リーダーボードを一気に駆け上がり、アマチュアのステファノ・マッツォーリ、ファブリシオ・サノッティ、ボルハ・ビルトアスタディーロ、ミッコ・コルホネン、ルーカス・バーガード、そしてバックナインで5つのバーディを奪ったマーク・フォスターに並んだ。
アンドレア・ペリーノとロレンゾ・ガグリのイタリア人コンビは10人がひしめく5アンダーグループにつけており、その1打後方にはマルティン・カイマーとダニー・ウィレットがつけている。
今大会でヨーロピアンツアーは最後の出場となるコスタンティーノ・ロッカは初日を「80」でラウンドし、一方、21歳の誕生日に大会デビューを飾ったギャビン・モイニハンは「73」で初日を終えている。