モーリシャスでカムバックを果たすオルセン
2015年 アフラシアバンク・モーリシャスオープン
期間:05/07〜05/10 場所:ヘリテージGC(モーリシャス)
モーリシャスで注目の5人
今週の欧州ツアーは第1回「アフラシアバンク・モーリシャスオープン」へ向け、モーリシャスを目指す。2015年シーズンの「レース・トゥ・ドバイ」第20戦に臨む132人を迎えるのは壮観なヘリテージGC。今週、我々の注目する選手は次の5人だ。
■ キラデク・アフィバーンラト
タイのアフィバーンラトは今週の本命と言えるが、その理由は単純明快だ。「メイバンク・マレーシアオープン」初日で「80」をたたいて以降、13ラウンドプレーし、10ラウンドをアンダーパーで回り、その間、「深センインターナショナル」で欧州ツアー2勝目を挙げている。長い独特のスイングが目につくが、ここのところの好調に一役買っているのはパッティングである。25歳のアフィバーンラトは、2015年シーズンを通したパーオン時の平均パット数でツアー9位にランクインしている。
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■ ジョージ・クッツェー
先週カルフォルニアで開催された「WGCキャデラックマッチプレー」では、ジョージ・クッツェーはグループリーグ突破こそならなかったものの、3戦で2勝をマークし、サンフランシスコで4位に入ったジム・フューリックとの直接対決の結果で涙をのんだ。「ツワネオープン」を制し、「ハッサンIIゴルフトロフィー」では3位に入るなど、マッチプレーへの遠征の前は、直近の欧州ツアー2大会で好成績を収めていた。ソリッドなヒッターであり、パットの安定した今季、平均パット数でトップ10圏内にランクインしている。果たして今季、欧州ツアーにおける5人目の複数回優勝を遂げることができるだろうか?
■ スコット・ヘンド
この飛ばし屋のオージーは欧州ツアーの国際スケジュールで不思議なデータを持っている。昨年の「香港オープン」での優勝が示す通り、移動距離が長いほど好成績を収める傾向にあるのだ。過去3シーズンにわたり、ドライバー飛距離でツアートップ2にランクインしているヘンドは、7036ヤードと比較的短いヘリテージGCでその長所を遺憾なく発揮したいと考えているだろう。「トゥルータイランドクラシック」と「深センインターナショナル」でトップ15入りを果たすなど、欧州ツアーここ6戦中5大会で予選通過を果たしており、好調の波に乗っている。
■ トーマス・エイケン
トーマス・エイケンは日曜の優勝争いに加わると予想して差し支えないだろう。ツアーでも有数の安定感で知られ、今季、フェアウェイキープ率とパーオン率の両方でトップ10にランクインされるわずか2選手の一人であり、昨季もこの2つのカテゴリーでトップ10入りを果たしている。今季8回の出場でトップ10入りを3回果たしており、自身にとってキャリア初となる3季連続での欧州ツアー優勝を目指している。
■ ティジャート・バンデルウォルト
南アフリカのバンデルウォルトは不惑にして目を見張る復調ぶりを楽しんでいる。今季の欧州ツアーでは5大会に出場し、「63」のラウンドを記録したほか、トップ10入りを2度記録し、直近の欧州ツアーでの大会となった「ツワネオープン」では3位に入っている。3月に開催され8位に入ったサンシャインツアーの「インベステックカップ」以来、競技には出場していないため、休養、意欲ともに十分であり、欧州ツアーのタイトルを自身の履歴書に加えることを熱望していることだろう。