ケンが首位浮上 日本ツアー開幕戦を制したヘンドリーは13位に後退
2015年 ボルボ中国オープン
期間:04/23〜04/26 場所:トムソン上海浦東GC(中国)
上海で好調なスタートを喜ぶハウエル
イングランドのデービッド・ハウエルが「ボルボ中国オープン」初日を終えて首位タイにつけ、今季序盤からの好調を維持していることに喜びを見せた。
今季はヨハネスブルグで2位に入り、先週の「深センインターナショナル」では4位に入ったかつての「ライダーカップ」出場選手であるハウエルは、トムソン上海浦東GCでの初日を4アンダーの「68」でラウンドし、ウェールズのブラッドリー・ドレッジとニュージーランドのマイケル・ヘンドリーとリーダーボードの頂上で並んだ。
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ドレッジとヘンドリーが午前中にノーボギーのゴルフを完遂した中、39歳のハウエルは少し風の出てきた午後のラウンドとなり、出だしでバーディを奪うも、ショートホールの3番でボギーを叩き、振り出しへと戻される展開となった。
それでも9番でバーディを奪って再びアンダーパーに戻すと、11番で2.5mのバーディパットを沈め、13番ではピンそば数十cmに寄せるチップショットを見せると、17番では12メートルのバーディパットを沈め、終盤にこの日最高のプレーを披露した。
「とても嬉しいね。今週はまた違った試練だからね」と語るハウエルは、2013年の10月にセントアンドリュースで欧州ツアー5勝のうちの最後の勝利を挙げている。
「(グリーンが)硬いのは練習ラウンドで分かっていたけど、どれくらいの難度になるか見当をつけるのは難しかったんだ。今日はみんなのスコアがそのトリッキーさを物語っているね」
「今日はドライバーがきれいに打てた。練習レンジでリズムをつかみ、それをコースへ持ち込むことができたから、良くフェアウェイをキープできたし、物事を正しくやってのけることができたね」
「それなりに風が吹いていたけれど、みんなにとって難しいのはグリーンの硬さだね。グリーンは最高のコンディションにあるから、ちゃんと考えて攻めないといけないね」
2番、6番、10番、そして13番でバーディを奪ったドレッジは、このスコアは首位の座をキープするのに十分であると予想し、その通りの展開となった。
「グリーンがとても硬かったから、フェアウェイに打たない限りチャンスはなかったね」とドレッジ。欧州ツアー2勝の彼は成績の振るわなかった2012年シーズンにシード権を失うも、昨季、デンマークとチェコで連続して2位に入り、再びシード権を手にした。
「グリーンは傾斜があって硬かったから、ピンへ寄せるのは簡単ではなかった。とてもトリッキーだったね」
「午後は風が出て、さらにグリーンは硬くなるだろうから、4アンダーが抜かれたら驚くだろうね」
先週、日本ツアーの大会を制したヘンドリーは、その優勝により大幅に自信を深めることになったと認めた。
「(優勝により)少し簡単にゴルフができるようになったと思う」とヘンドリー。「調子が良いときに大会でプレーするのは常に良いものだよ」。
ディフェンディングチャンピオンのアレクサンダー・レビは3アンダーで首位から1打差につけており、フランスの同胞、ジュリアン・ケンと豪州のアマチュア、マーカス・フレイザーが並んでいる。