ヒメネス、ララサバルのスペイン勢2人が試合をリード
2013年 KLMオープン
期間:09/12〜09/15 場所:ケネマーG&CC
ヒメネスとララサバルのスペイン勢がリード
「KLMオープン」は2日目を終え、ミゲル・アンヘル・ヒメネスとパブロ・ララザバルが首位を分け合い、オランダにスペイン旋風が巻き起こる展開となった。
初日を「64」で回ったヒメネスは、2日目もミスのないゴルフでケネマーG&CCを「67」でラウンドし、通算9アンダーとして週末に臨む。
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その後、遅い時間にラウンドした同胞のララザバルがヒメネスに追いつき、この大会3度優勝のサイモン・ダイソンと、同じくイングランドのオリバー・フィッシャー、そしてフランスのジュリアン・ケンが1打差の3位タイグループにつけた。ダイソンは大会3勝のうち2勝を挙げているケネマーG&CCを、コースレコードタイの7アンダー「63」でラウンドした。
48歳と318日というヨーロピアンツアー最年長優勝記録を昨年11月の香港オープンで樹立したヒメネスは、この日3バーディ、ノーボギーのプレーで、自身通算20勝目、また40歳以降では13勝目となるヨーロピアンツアータイトルを目指している。
当時は別のコースで開催されていたが、1994年に自身2勝目を挙げた大会。49歳になった「このコースは私に合っているんだ」と話した。「私はこのようなリンクスのコースが好きだね。とても心地よく自分のゴルフができるよ。先週のスイスでは優勝を逃してしまったが、今週は私が優勝する番だ。そう願いたいね」。
ララザバルはスタートからの12ホールを5アンダーで回り一時はヒメネスを抜いて単独首位に立ったが、その後16番ホールでボギーを叩いて「66」止まり。首位タイに留まった。
6月の「アイルランドオープン」で4位となって以降、ここ6試合で予選落ちをしていた今年30歳のララザバルは、「とてもハッピーな気分だよ。これまでにないくらい良くボールが打てている。でもバックナインではいくつパットをミスしたかわからないね」と述べた。
「でも現時点で僕はスコアボードのトップにいる。今日は1日中雨の降るコンディションだったから、その中での自分のゴルフにとても満足しているよ」
ヒメネスとの戦いについてララザバルは、「彼とラウンドするのはいつでも良いこと。僕らはよく一緒に練習ラウンドをしているんだ。恐らく95%は一緒に回っていると思う。僕たちはお互いをよく知っている。そしてとても楽しんでいるよ。ディナーもよく一緒に食べるよ」と加えた。
2006年と09年に同じケネマーで開催されたこの大会を、共にプレーオフの末に制しているダイソンは、この日7バーディを奪う安定したゴルフを見せた。今のところ、スコアを落としたのは初日スタートホールのダブルボギーだけだ。
「ここでは過去に良いプレーができていたし、今日も良かったね」とダイソン。「上がり2ホール以外は本当にしっかりしたゴルフができた。ボギーを叩く気が全くしなかったね」
「僕にとっての17番目のホールとなった8番ホールではティショットをミスしてしまった。ピッチングでグリーンを狙うにはライが悪すぎたから、リンクスでの常套手段であるピッチアンドランでうまくこのホールを乗り切ったよ」
「最終ホールでは思ったようなチップショットができなかったけど、パットが上手く打ててノーボギーで終えることができたよ」
スペインのホルヘ・カンピージョはコースレコードとなる「62」目前の最終ホールで3パットしてしまい、結局スコアを「63」とし通算6アンダーの7位タイとなった。
ライダーカップのキャプテンであるポール・マギンリー(アイルランド)は最終ホールでバーディを奪い初日の「68」に続き「67」というスコアで首位から4打差につけている。一方、3度のメジャー大会優勝者であるパドレイグ・ハリントン(アイルランド)は初日「71」、2日目「69」のスコアで予選落ちとなった。
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