B.ラムフォードが2週連続優勝!ツアー通算5勝目をマーク
2013年 ボルボ中国オープン
期間:05/02〜05/05 場所:ビンハイレイクGC(中国)
連続優勝へ邁進するラムフォード
「ボルボ中国オープン」3日目、ブレット・ラムフォード(オーストラリア)が1打差で首位に立ち、欧州ツアー1年ぶりの2週連続優勝に向けて明日の最終日へと突入する。
ラムフォードは6番ホールから8番ホールまでを3連続バーディとし、それまでの首位であったミッコ・イロネン(フィンランド)を捉えた。そしてイロネンが強い風の吹く最終18番ホールでティショットを池に入れこのホールをボギーとし、首位の座をラムフォードに明け渡した。
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先週の「バランタイン選手権」のプレーオフで劇的なイーグルでの優勝を飾った今年35歳となるラムフォードは、今日のバックナインの要所要所で素晴らし寄せワンを披露し、ノーボギー、3バーディのスコア「69」、通算12アンダーとした。
彼は前半にスコアを伸ばした。6番ホール(パー5)ではピンそば1フィート以内につけるアプローチを決め、続く7番ホールでも2フィートに寄せる素晴らしいアプローチを披露した。そして8番ホールでも10フィートのパットを沈めそれぞれバーディを奪い、スコア「33」で折り返した。
「今日はタフな1日だったよ」とラムフォード。「バックナインに入ってようやくフィーリングが合ってきたんだ。今日は何度か悪いスイングがあってけど、それらに精神力でうまく対処することができた。体力的にはかなりきつかったけど、精神的に耐えた1日だったね」。
「本当に風が強かったから、精確なゴルフが要求されたね」。
3打差の首位でスタートした33歳のイロネンは1番ホールで3フィートのパーパットを外してしまい、続く2番ホール(パー5)をキラデク・アフィバーンラト(タイ)がバーディとしたところでその差が1打となった。
2007年に欧州ツアー2勝を挙げているイロネンは、2番ホールをバーディとしスコアを取り戻したが、6番ホール(パー5)の第3打でグリーンをオーバーさせてしまいこのホールをボギーとした。
続く7番ホールで再びバーディを奪い1打スコアを取り戻すが、その後10ホール連続パーとして迎えた最終18番ホール(パー5)でティショットのミスからこのホールをボギーとし、3日目を「73」でホールアウトした。
今年既にカタールで9位、そしてモロッコで2位という成績を残しているイロネンは、ラムフォードを引きずり落とさねばならないことは承知しているが、まだ最終日に結果を出すことに自信を持っている。
「今日のラムフォードは良い戦いをしたよ」とイロネン。「彼のショートゲームは本当に素晴らしかった。そして彼はとても自信を持ってプレーしている。特にグリーン上ではね。だから彼を倒すには明日は本当に良いプレーをしなくてはならないよ」。
「明日最終組で回れるのはとても良いこと。今季はじめのモロッコでは3日目に良いプレーができずに最終組から外れてしまった。だから今日は決して僕にとってのベストなゴルフではなかったけど、スコアには満足しているよ」。
パブロ・ララサナル(スペイン)は10番ホールからの素晴らしい4連続バーディで一時は首位に並んだが、その後いくつかの短いパーパットを外し、スコアを「69」とし首位と2打差の3位で3日目を終えた。
キラデク・アフィバーンラト(タイ)は4バーディ、4ボギーの「72」、通算9アンダーで4位としている。
昨年7月に地元南アフリカでツアー2週連続優勝をしているこの大会の昨年の覇者ブランデン・グレースはスコア「72」で首位から9打ビハインドとなっている。