D.フィチャートが“2大会連続優勝”に好発進
2013年 ツワネオープン
期間:02/28〜03/03 場所:コッパーリーフG&C(南アフリカ)
首位発進 いま一度、波に乗るダレン・フィチャート
南アフリカのダレン・フィチャートは、第1ラウンドでの首位の座をものにし、ここ数週間参戦しているヨーロピアンツアーで2度目の優勝を、初開催となるツワネオープンで狙っている。2週間前のアフリカオープンに続く優勝を狙う37歳の彼は、クーパーリーフゴルフ&カントリーエステートでの初日を7アンダーの「65」でラウンドした。
スウェーデンのビヨーン・オーケソンも一時は7アンダーとして首位に並んだが、17番でボギーを叩き「66」の2位で初日を終えた。「最初の3ホールで2つのバーディを奪って、快調な出だしだった」とQスクール出身のオーケソン。「バック9でも好調を保って、パットをたくさん決められたね。良いスコアで回るには今日みたいなプレーが必要だ」
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今大会は、2013年の「レース・トゥー・ドバイ」、ヨーロピアンツアーとサンシャインツアーが共催している年間6つ目の大会であり、今季最後の南ア開催の大会でもある。今年はこれまでのところ、この共催大会で南アフリカ勢の勝利を阻んだのは「ネルソン・マンデラ・チャンピオンシップ」でトロフィーを掲げたスコット・ジェイミソンのみである。
トップのフィィチャートはバック9からスタートし、10番と13番でバーディを奪うと、2オン2パットでバーディを奪取した15番からは3連続バーディで“ハットトリック”を達成。16番では、サンドウェッジで素晴らしいアプローチショットを見せて難なくタップインのバーディを奪うと、ショートホールの17番では、ティショットを9番アイアンで6フィートの位置に付け、このバーディパットを沈めた。
「31」で前半を折り返すと、後半最初の1番ホール、そして4番をバーディとすると、欧州ツアー史上2番目に距離の長い685ヤードの6番でもバーディを奪った。7番でのこの日唯一のボギーがわずかに彼の躍進を阻みはしたが、フィチャートはアーニー・エルスがデザインしたレイアウトのコースで披露した自身のプレーに満足している。
「スイングは調子が良く、パットも良いね」。「このゴルフコースは素晴らしい。とてもフェアといえるね。グリーンがとても柔らかいから、ピンを攻めることができるんだ。初日から7アンダーで回ることができて、ハッピーだよ」「今のところ、8週間連続試合に出ているけど、これはどこまで続くかはわからないね!流れに乗って1打1打を打っていくだけなんだ。いつこれが途切れるのか、楽しみだよ。1日1日を大事にして、今週はベストを尽くすよ」
かつてのライダーカップの英雄であるデビッド・ハウエル、イングランドのゲイリー・ロッカビー、インドのジーブ・ミルカ・シン、チリのマーク・ツロ、そして南アフリカのジャン・ヒューゴらは、2打差の3位につけている。
「南アフリカでプレーするのが大好きなんだ」とスコットランドオープン優勝者であるシンは言う。「私はここでいつも良い結果を出していて、来るたびにポジティブな感情や良いイメージを与えてくれるんだ」、「今年に入って、ダーバンでのボルボゴルフチャンピオンズに出場したんだけど、南アフリカに来るのは8年ぶりだったんだ。いつもここに戻ってきたいと思っていたんだけど、その都度アジアやヨーロッパで大会があったので戻ってくることができなかったんだ」
「ここに戻ってくるといろんなことが上手くいくし、このコースは好き。ショットにも満足しているし、パットも上手くいったね。風が吹いていてグリーンを外してしまったときは、浮き沈みが出てしまう。その経験がよくあるからね。私はきょうたくさんのパットを沈めることができたけど、こういう結果で終えることができて良かったよ」