エルス、グーセンらがタイトル獲得に名乗り!中東第2戦が今週開幕
2013年 コマーシャルバンク・カタールマスターズ
期間:01/23〜01/26 場所:ドーハGC(カタール)
カタールの制覇を熱望するガルシア
セルヒオ・ガルシアは、コマーシャルバンク カタールマスターズでの勝利で、2013年シーズンをスタートする事を非常に難しいと認識している。スペイン出身の33歳は、ヨーロピアンツアー勝者80名が参加するドーハゴルフクラブでの欧州ツアー、中東大会第2戦で、「ドバイに続く闘い」に今季初参戦の予定。
「レベルの高い闘いになるだろうね。」とガルシア。「レベルの高い選手が集まって、強くていい内容のゴルフが今週は展開されるはずだ」。しかし、ガルシアが楽観的でいられる理由もある。参加した直近の6大会で、彼はトップ25から外れた事がなく、うち4大会でトップ10入りの成績を収めている。
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これほどの好成績にもかかわらず、ライダーカップのスターは自身が得意とするコースでの勝利を熱望している。「私にとって、シーズンを開始するのに相応しい場所だと思う」。「まだ勝ててはいないけど、ここでいくつかいい結果が出ているし、トップ10も何度も経験しているからね」と続けた。
「このコースは好きだよ。風があるので少し難しいけど、シーズンを始めるのに適した週だし。また今年も調子を上げて行きたいよね」と述べた。
ガルシアは、冬の休暇中に「自分のゴルフのいろいろな側面」を見直してきた事を明かしたが、不安定な数年間を過ごした後、今シーズンの自分に過度な期待をかける事はしていないようだ。2009年は世界ランク2位でスタートした彼は、フォームを崩してしまったことで、2年後には上位80位からも外れてしまった。その後、スペインで2連勝を飾った彼は、キャリアを取り戻しつつある。
「私たちは良い時と悪い時がある。」と彼は述べた。「最も重要なことは、悪い時をしっかりと受け止め、そこから学びを得る。そして自分自身を信じ、我慢強く、時間をかけて改善をしていくことだと思う」。「ゴルフは非常に我慢強さが要求されるスポーツだよ。人生と同じだ。だから、できることと言えば、可能な限りベストな姿勢でプレーに臨み、我慢強く流れが来るのを待つことだよ」。
「過去数年間に経験した事を幸せに思うし、自信がある。それが重要だと思うんだ。最善を尽くし、うまくいけばいい結果が出るはず。もちろん、いろいろと手を尽くす必要はあるけど、自分が置かれた状況を幸せに感じている」。
ガルシアの優勝争いを期待している選手がいる。メジャーチャンピオン8名の内の一人、全英オープンチャンピオンのアーニー・エルスだ。彼は、スペイン出身者と南アフリカ出身者が土曜日の午後に厳しい戦いを繰り広げている事を期待している。
「ルイ・ウーストハイゼンが優勝候補の最右翼だと思う」とエルスは述べた。「そして、セルジオ。前回、彼はジョホールでの大会で優勝している」。「ここは、中東大会でも難しいとされているコースの一つだ。他に比べて風もあるし、良いスコアを出しづらい。いつも難しい試合になるんだ」。
またエルスとガルシアは、アメリカのジェイソン・ダフナーとの闘いを克服しなければならない。メディナでのライダーカップ2日目の朝に、ザック・ジョンソンと組んだ彼は、ガルシアとニコラス・コルサートを2対1で破って一矢を報いた。
ガルシアはライダーカップでは最後に笑ったかもしれないが、先週のアブダビでダフナーは、後半に追い上げてトップ10で終えた勢いで、優勝争いに参戦する準備が整っているようだ。
「先週は良いプレーができたと思う。日曜日も順位を上げる事が出来たいい1日だった。」とダフナー。「時差にも馴染んできたし、体調も回復してきた」。「非常にいいゴルフコースだね。ティーからグリーンに至るまでバラエティに富んでいるし、ピンに寄せるのが厳しいかもしれない。今週はかなり風が厳しいと聞いているし」。