地元連勝かけてオタエギが参戦 日本勢は川村昌弘が出場
2022年 マヨルカゴルフ・オープン
期間:10/20〜10/23 場所:ソンムンタネールGC(スペイン)
「マヨルカゴルフ・オープン」で知っておくべき5つのこと
2021年に産声を上げた「マヨルカゴルフ・オープン」の第2回大会が開催される今週、DPワールドツアーは初めてソンムンタネールGCを訪れる。同大会について知っておくべき5つの事柄は次の通り。
ウィンザーの防衛戦
ジェフ・ウィンザーは昨年の「マヨルカゴルフ・オープン」で2度「62」をマークし、DPワールドツアー初優勝を遂げた。デンマーク人選手は最終ラウンドこそ、イーブンパーの「70」とするも、スウェーデンのセバスティアン・セーデルベリ、ホルヘ・カンピージョとペップ・アングレスのスペイン選手2人に1打差をつけて勝利するには十分なスコアだった。ウィンザーによる勝利は、妻と子供たちが現地で応援していたことから、より思い出深いものとなった。今季のプレーヤーブログで、ウィンザーは最終ラウンドの前にホテルのバスルームに妻と閉じ込められた際、6歳の娘がいかに彼らを助けたについて綴っている。彼はこの躍進を遂げる勝利により、シーズン最終戦の「DPワールドツアー選手権」初出場を果たした。今回、タイトル防衛に臨むマヨルカで、昨季の再現を目指すことになるが、それは新たな開催コースでの挑戦となる。
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新コース
今週の「マヨカゴルフ・オープン」は、昨年のゴルフサンタポンサからソンムタネールGCに舞台を移す。ヨーロピアンツアーデスティネーションの一つである同コースは、バレアレス諸島の州都、パルマ近郊に位置する。6952yd、パー71のコースには、パー5が3ホール、パー3が4ホールあり、うち2ホールは210yd超となっている。人気の保養地であるマヨルカでツアーの大会が開催されるのは、今年が8度目となるが、昨年の大会は同島で開催された10年ぶりの大会だった。
スペインでは今季最後の大会
DPワールドツアー終盤のイベリア半島スイングは、5大会目にして今季ツアーにおけるスペインでの最後の大会が開催される今週も継続する。来週、「ポルトガルマスターズ」が控えるなかで開催される「マヨルカゴルフ・オープン」は、「スペインオープン 」、「アンダルシアマスターズ」と続いてきたスペイン3連戦の締めくくりとなる。今季、これまでスペインで開催された4大会は、いずれも地元スペイン勢が優勝している。
初優勝者再び?
昨年マヨルカで勝利したウィンザーは、DPワールドツアー2021年シーズンにおける14人目にして最後の初優勝者となった。今季は、来月開催される「ロレックスシリーズ」最終戦の「DPワールドツアー選手権」まで残り2大会となった現時点で、12人の選手がツアー初優勝を果たしている。果たして新しい開催コースは、新たな初優勝者を生むことになるのか?
セベの後継を期す地元スター選手たち
偉大なる故セベ・バレステロスはマヨルカで3勝しており、これには同地で初めて開催された1988年の大会も含まれる。その後、セベは1990年と1992年にも、マヨルカで勝利した。ミゲル・アンヘル・ヒメネスは1998年と2003年にマヨルカで優勝しており、ホセ・マリア・オラサバルは、2005年にマヨルカでDPワールドツアー23勝目を挙げているが、これは彼にとって最後のツアー制覇となった。ツアー2勝のカンピージョは、昨年の大会でトップ5入りしたスペイン勢3人のうちの1人だった。昨年の「スペインオープン」を制覇した「ライダーカップ」出場選手のラファ・カブレラベローは、今週出場するスペイン勢のヘッドラインを飾る存在となっている。