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2022年 アイルランドオープン
期間:06/30〜07/03 場所:マウントジュリエットエステート(アイルランド)

「アイルランドオープン」で知っておくべき5つのこと

今週は前年覇者のルーカス・ハーバートがマウントジュリエットエステートへと戻り、DPワールドツアーで最も物語性に富んだ大会のひとつである「アイルランドオープン」でタイトル防衛に臨む。

「ライダーカップ」のスター選手が地元凱旋

初出場を果たした昨年の「ライダーカップ」以降で初めて母国での大会に出場するシェーン・ローリーは、間違いなく多くのギャラリーを魅了することになるだろう。35歳は2009年にアマチュアとしてこの大会を制覇し、ツアー史に残る活躍を見せると、その後もアイルランド島での躍進は続き、2019年にはロイヤルポートラッシュでの「全英オープン」でクラレット・ジャグを掲げた。

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彼が出場した「ライダーカップ」でキャプテンを務めた同胞で、同じメジャー王者でもあるパドレイグ・ハリントンは、前週の「全米シニアオープン」での優勝を経て、今週の大会でティアップする。シーマス・パワーも好調を持続しているアイルランド人選手の一人であり、そのほか、今週はハーバート、ティレル・ハットン、そしてトーマス・ピータースといった海外勢も出場予定となっている。

G4Dツアーが再び町にやって来る

今週は、障がい者ゴルファー世界ランキングナンバー1のブレンダン・ラウラーも大きな成果を期している地元ヒーローの一人であり、キルケニーで開催される今季G4D(Golf for the Disabled) ツアー第3戦には、ラウラーに加え、今季最初の2戦を制した世界ナンバー2のキップ・ポパートの他、8人の障がい者ゴルファーがタイトル獲得を目指してティアップする。また、今週はEDGA(ヨーロピアン障がい者ゴルフ協会)が障がい者ゴルフにおける次世代のスーパースター育成への協力の一環として、地元プレーヤーへ向けたクリニックを開催する。

フィッツパトリックがプロランキングでの第一歩を踏み出す

マシュー・フィッツパトリックが今月の「全米オープン」を制覇したことで、その名は永遠にゴルフ史の中に刻み込まれることになったわけだが、今週は弟のアレックスが注目を集めることになる。マシューは2014年にこの大会でプロデビューを果たしており、これまでアマチュアとしてDPワールドツアーで2大会に出場しているアレックスも、兄と同じ道のりをたどることになった。「ウォーカーカップ」2回出場の弟は、兄の優勝を祝福したブルックラインで、ちょっとした脚光を浴びたが、今週は彼が主役として舞台の中央でスポットを浴びることになる。

「全英オープン」出場権を懸けた戦い

セントアンドリュースで開催される第150回「全英オープン」の開催が近づきつつある中、予選会シリーズの1戦となっている今週の大会では、3枠の全英出場権が与えられる。今週末の決勝ラウンドに進んだ、有資格者をのぞくトップ3人には、ゴルフの聖地で開催される節目の記念大会行きのチケットが手渡されるのである。「ジョバーグオープン」と「ダッチオープン」からは、すでに6選手が出場権を手にしており、さらに来週の「ジェネシス スコットランドオープン」でも3人の選手に出場権が与えられる。

希望へのバーディ

今週の18番は“バーディズ・フォー・ウィッシズ”ホールに指定されており、1バーディにつき500ユーロが、大会公式チャリティであるメイクアウィッシュ・アイルランドへ寄付されることになる。メイクアウィッシュ・アイルランドは、命に関わる身体疾患を持った子供たちへ希望を与えるための団体であり、今週、ギャラリーはマウントジュリエットエステートの至る場所に設けられた寄付ポイントで、団体への寄付をすることが可能となっている。

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