海外メジャーに向けて弾みをつける

◇国内女子◇資生堂レディスオープン 事前（29日）◇戸塚CC（神奈川県）◇6570yd（パー72）

今月27日付の世界ランキング38位に入り、7月「エビアン選手権」（フランス・エビアンリゾートGC）、8月「AIG全英女子オープン」（スコットランド・ミュアフィールド）の海外メジャー2戦への出場権を得た西村優菜は「行きます」と参戦を表明した。

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「2試合（ニチレイレディス、アース・モンダミンカップ）しか残っていなかった中で、その2試合で決められたのですごくうれしい」と大舞台への挑戦に胸を高鳴らせた。

「全英は下が硬いと思うので、それに合わせてウェッジを作ってもらっていたり、クラブの調整をしている」。惜しくも1打届かず予選落ちに終わった「全米女子オープン」のリベンジに向けて、着々と準備を進めている。

日傘も夏バテ対策の一つ

27日の梅雨明け以降、関東地方では気温が急激に上昇。「夏は好き」という西村だが、強烈な陽射しと、うだるような暑さは毎年の悩みのタネだ。昨年は疲れから食欲が減り、約5kg体重が落ちたという。

「今年は（食べる）回数を増やすなりして、自分のベストの体重をキープすることが課題」。毎週のように試合に出場し続けるツアープロにとって、体重管理も大切な仕事の一つだ。

2週前に今季初優勝を挙げ、前週も2位と好調を維持している。「メジャー2試合も頭に入れながら、いろんなことを感じながら試合をすると小さな課題も見つかってくると思うので、それを探しながら、調整しながらの充実した2週間にしたい」。欧州へ出発する前の2試合で、海外メジャーへの弾みをつける。（横浜市旭区／内山孝志朗）